CRSレポート⑪ 小野永保子 坂本悦子

悦子 前回から、心の変化がありましたか? Aさん 今までより笑うことが多くなったように思います。今までカリカリしていたから、子供たちが同じことを言っていても笑えなかった・・。でも最近は子供たちが言うことをおもしろいなぁと思って聞いています。 悦子 Aさんも少し心に余裕がでてきたのかしら? Aさん 以前のことを思い出しました。結婚当初、すごく孤独だったのです。彼もとても忙しかったから。ずっと遠距離恋愛をしていて、やっと結婚出来たのにと泣いたりして、私は彼に弱いと言われ続けていたから・・。でも人に聞いてもらったりして、ホームシックになったりしたことを、「それはそうなるわね」と認めてもらえたので、ああ、私は間違っていなかったのだと思えました。 永保子 過去ってお付き合いすると、いっぱい出てくるのよね、それを無いものとして無視する訳にはいかないし、過去に没頭しているとそこにすごいエネルギーがあるように感じるのよね。でもそれをタイミングとして、感情を解放する機会があるということは大切にした方が良いかもしれませんね。 ただ、過去のことを掘っていくと、そこからどんどんドラマが出てきて、完全に過去を解決していこうというのは不可能ですね。だから、やっぱり感情に寄り添ってもらって手放したら、今にフォーカスするという心の筋肉が必要よね。 Aさん 彼の大学院修了の証書が届いていて、額に入れるのに、家にあったものを使おうとしたら、それを夫が見ていて、「おいおい、賞状ぐらいちゃんとしようよ」と言って、私は何故自分がやらなくちゃいけないのか、という話から、私は家の掃除とか食事とか子供の事とかをやるのはいいけ

「子供からの贈り物」ひぐちみちこ著

子育ての中で、焦りや心配や不安や誘惑を感じて、子どもに対して、一方的に’もっともっと’という心が出てくる時、それは、母親の私こそが、自分のことを足りていないと責めて苦しんでいる時です。そんな時、この本を開くと、心が温かく満ち足りて穏やかになるのを感じます。子どもが大きくなった今も、心が瞬時に安心の中に溶け込み、子どもの心とつながっていることが感じられます。 「子どもからの贈り物」の元となった絵本「かみさまからのおくりもの」は、ぜひ、お子さんにも読んでいただきたいなと思います。今回ご紹介する「子どもからの贈り物」は、著者のひぐちみちこさんが、先の絵本を通して出会ったお母さん方との交流の中で、あらためて書かれた大人向きの続編となっています。 前書きには、「その子が神さまからもらったその子らしさをどうしたら損なわずに生きていけるか、いかに大人がその邪魔をしないで成長を待ってやれるかに心をくだいてほしのです。」と書かれています。 そして、「子どもがどれほどお母さんのことを好きで心にかけているかを、お母さんがわかっていてくれること、つまり、母親に全存在をゆだねている子どもの無償の愛に、お母さんが、ただ気づいていること。そして、お母さん自身の人間としての生き方を見せることが、お母さんの仕事ではないか。」と、問いかけてくれています。 お母さんが、「競争や、上手下手の評価の側に立つのではなくて、「よく わらう」「ちからもち」「うたが すき」「よく たべる」「やさしい」など、子供が目の前で表現することを受け入れ、喜びあうまなざしの中で、子どもは力強く育くまれる。」というお話に、励まされます。最後

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