富井奏英

KANAE TOMII

神奈川県横浜
choko0513@i.softbank.jp
「〝自分でやらない〟と選択すると、助けてもらえることがわかりました。」

 子育て中は、心の平和とは無縁だと、それまで片時も放したくなかった「奇跡のコース」の本を、パタリと閉じた、待望の息子を授かった2011の春。人生のどのような状況でも、心の平和は可能だと、優しく語り続ける声を、私は、頑なに拒み続けました。夜泣き、昼夜問わずのぐずり、わたしの予定などまるで無視した、素直な要求の数々。心身共にクタクタで、本当は、今すぐにでも大声で泣き出したい自分を隠し、「できる母親」を、懸命に演じ続けていました。そんな私の心を、お見通しの息子は、こんな時に⁉︎、こんな場所で⁉︎の、こんな所で泣かれたら(ぐずられたら)、ダメな母親だと思われる、という時に、容赦なく泣き叫びます。泣き叫び続けるのです。まるで、『いい母親を演じるなんて、馬鹿げているからやめなよ』と、彼の全力を持って、わたしに伝えているかのよう。この事が、真実だと分かるまで、私は、愛すべき息子が、あんなに待ち望んでいたはずの我が子が、自分を苦しめているとさえ、感じていました。また、そんな私を、文句一つ言わず、いつも最善を尽くして、サポートしてくれる主人に対し、怒りをぶつけ、そんな自分を責める日々。わたしがしたいのは、こんな子育てじゃない!もっというと、こんな人生なんかほとほとイヤだと思いましたが、結局自分では何をやってもダメ、上手くいきませんでした。そんな、出口の見えない、迷路に迷い込んでいた中、追い討ちをかけるかのように16年間家族の様に、いいえそれ以上に、心をゆるし、人生を共に歩いてきた愛犬との突然の別れ。肉体は幻想、身体はもう触れる事は出来ないけれど、いつでも愛犬と一緒であると、心のどこかでは分かっていました。それが真実であると分かってはいましたが、彼女がいない毎秒を生きることが、苦しくて、切なくて、どうしようもありませんでした。もう降参、、、、人生に対してお手上げ状態です。私は助けを求めました、心から助けて欲しいと祈りました‼︎今ならわかりますが、時も場所も関係なく、泣き叫ぶ息子は、いつでも助けを求めていいのだと、言葉も話せぬうちから、わたしに教えてくれていたのだと思います。『 自分でできないことは、いつだって助けてもらえばいいのだと』

 そして、コースを学んでいくと当たり前の事なのです が、〝自分でやらない〟という選択した途端に、その願いは必ず届き、答えがもらえます。その時に頂いたのが、この「じゃない会」のブログとの出会いです。衝撃でした。あまりにも自分が求めていたものが、そこにあったからです。参加者の方々の正直かつ、真剣に、心をさらけだしている一語一句に、わたしは自分を見ました。それまでは、わたし以外のお母さんは、みんな自分とは違い、いわゆる「母業」というものを、“ちゃんと“していて、こんな思いを持っているのは、「自分だけ」だと思っていましたから、そうではないということが、わかっただけでも、どれだけ救われたかわかりません。そして、何より、参加者の皆さんの、どのような投げかけにも、いわゆるアドバイスではなく、その心に優しく寄り沿う。また、問題と思われる、その向こうにいつも変わらずある『愛』だけをみる。そう、たったいま目の前にいる方の、真実だけをみる、という、ファシリテーターの皆さんの揺るぎない、その『心の在り方』に、表現できないほどの感動を覚え、涙が溢れ出してきました。読み進めていく毎に、がちんがちんになっていた心が、どんどん緩んでいくのがわかりました。そして何よりも、わたしがしたい子育て、わたしがしたい生き方は、コレだと確信しました。

前文でも書きましたが、私は奇跡のコースにはだいぶ前に出会っていましたし、自分の心とも、かなり向き合ってきていたつもりでいました。ですが、息子を授かり、今流行りの言葉で言うらば、それまでの「ゆるい」心の向き合い方ではなく、そろそろ「真剣」に、でも焦らず、丁寧に、『心こそすべて』の人生に、シフトする時だと思いました。もちろん、今でもこぎ過ぎたブランコのように、心が大揺れになることはあります。正直、自分の心を見ていく作業は、いつでもすんなりいくとは言えません。きっかけこそ、息子がプレゼントしてくれましたが、結局は両親、兄弟、これまで見ようとしてこなかった、これまでの人間関係全ての見直しを、求められるからです。でも、わたしはあの時のように、奇跡のコース、そして、何よりも、自分の心を閉じることは、もうしません。なぜなら、人生のどのような状況でも、『心の平和』を選択することは、可能であることがわかっているからです。これこそがわたしにとっての奇跡です。見た目には、以前と何も変わらないわたしの日常ですが、わたしのこころは、驚くほど変わりました。そして、どのような形でもいいから、この、『心こそすべて』の生き方を、〝分かち合いたい〟という気持ちが、抑えられないものになっていました。自分の中で、留めておくことは、とうていできないものだと、感じるようになってきたのです。以前のわたしならば、この、じゃない会に限らず自分が中心になって、何かをやるなんておこがましいとか、まだまだ自分には、とか思っていたに違いありません。 ですが、こんな思いこそ、奇跡のコースでは「傲慢」であると教えます。何より、わたしがするのではなく、「会」のすべてを、ホーリースピリットに委ねることだけが、わたしができる事なのです。

 それと、もう一つ。以前わたしが、奇跡のコースを離れかけた理由の一つに、自分だけで学び続けることに、限界を感じていたことがあったことを、申し上げなければなりません。もちろんコースは、完全なる自己学習でもあります。そうはいっても、さまざまな思いがでてくるのが、肉体を持った私たちでもあります。そんな道中、同じように学び続けている仲間と、また、新しい仲間を迎い入れての、分かち合いの機会を持つことは、本当に励みになり、また大きな喜びになります。また、今回「じゃない会」を開催するにあたって、CRSの代表でもおられる、香咲さんへご挨拶をさせていただいた時に、「子供を育てようなんて考えちゃだめよ」と優しく言っていただきました。その言葉を頂いて、わたしは、はっと我に返りました。 身体こそ幼いだけで、目の前の我が子より、自分は何を知っていて、また、何を伝えていきたいと思っているのだろうか?この世の常識?そんなものを彼に教えたい?答えはもちろん「いいえ」です。子供と接してみると、表現こそ不器用であるだけで、実は、子供は、真実を分かっているのですね。

 開催場所は自宅で、いつご参加していただいても皆様が、「安心できる場所」でありたいと思っております。また、オンラインでも開催いたします。奇跡のコースをご存知でも、そうでなくとも、いっこうに構いません。今の子育て、生き方に、何だか分からないけれど、疑問を感じている方、もちろん老若男女問いません。ご一緒に、心の無限の力をみていきませんか?心から皆様のご参加をお待ちしています!