子どもの歯医者さんで救われたこと

 小学校4年生の子どもの生え変わった永久歯の色が変だなと思い、早速歯科へ連れて行ってみました。

診察を終え、虫歯ではなく、いわゆる歯の発育不全による変色だと説明を受けました。

私は、今回診察を受けた永久歯に生え変わる以前の乳歯が、酷い虫歯になった場所だったことを思い出し、その事が歯の発育不全の要因になりうるかどうか尋ねてみました。

笑顔にまだあどけなささえ感じる女性の先生が、愛情たっぷりに「お母さん、お子さんの歯は、何かをやったからこういう事になったとか、または何かしなかったのがいけなかったとかいう事ではないんですよ」と言われました。


 今回の歯の事に限らず、過去に子どもに対して何かをしてこなかったこと、させなかった事、または、した事が、現在、未来に影響を及ぼすという思考になる事が私のエゴは大好きです。

それは、足りない母親、ダメな私をキープするのに、もってこいだし、エゴはその材料探しの名人なので、ネタは尽きません。

その足りなさを、誤魔化す魔法の道具もメディアは沢山知っていて、朝から晩までこれはどう?あちらはいかが?と訴えてきます。

けれども、わたし達は決して足りない存在ではないし、足りないという空洞を何かや誰かで埋める必要もありません。

足りなさを見ている自分に気づいたら、メディアに耳を傾ける前に、わたしには聞くべき声があります。

それは、何の武器も持っていないホーリースピリットの声。

たった今、完璧なわたし達である事を受け入れて、安心して、この安心と平和を分かち合えばいいのですよね。


 まだお子さんはいらっしゃらないかなと思うその女医さんは、お仕事を通して、わたし達母親が、歯、一つに対しても、物凄い罪悪感を抱くことを察して、あたたかい言葉を下さったのだと思うと、丁寧な診察以上に、頂いた愛と優しさにありがたさで胸がいっぱいになりました。

子どもも安心して、歯医者さんからの帰りの足取りは幾分、軽やかに見えました。




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