聖霊からのギフト 日本に一時帰国して父と会う

 コロナ禍でも日本に一時帰国したいと思ったのは、その時のタイミングなら日本に行けると気づいたのと、もうひとつ、父に会いたい・・・と思ったからでした。

 2021年の1月で80歳になる父は、2020年に(15年別居している母と)いよいよ離婚手続きに踏み出すことにしました。

兄弟夫婦が父と母の間のやりとりを手伝ってくれて、9月末には離婚届の準備が整いました。

正直なところ、これまで父がどんな気持ちで、1人で大晦日や元旦を迎えていたのか、私には本気で想像したことがなかったな・・・と気付いたのは、8月末に父が別の兄弟と喧嘩になった・・・と聞いた時でした。

その兄弟は父に「いいね、一人暮らしはさぞ気楽なものでしょう。」と言ったそうで、それが父を激怒させたとのことでした。

 父と母が別居することになったのは、お互いの責任だと思っていました。

お互いに選んだことだから、その結果を受け入れるのも本人達の責任だと思っていました。

だから父が65歳で突然一人暮らしを強いられることになったのも、父自身の責任だ...と、これまでずっと思っていたのです。

でも兄弟の言葉に父が激怒したと聞いた時、初めて『私は気付いてなかったんだな』と感じました。

そして、2020年の大晦日は父と一緒に過ごしたいな・・と初めて思いました。

 一時帰国する前は「この状況だから無理はするな」と言っていた父ですが、隔離が明けて会いに行くと、とても元気そうでした。

言葉にしなくても、私が帰国したことを喜んでくれていることが伝わってきました。

一緒にお墓参りに行くと、亡くなった自分の両親のお墓に「孫娘が帰ってきたよ」と何度も語り掛けているのを見て、父にとって両親が生きる全てだったのだということが伝わってきました。

父のありのままの姿、そのままの存在が、入ってきた感じがしました。

これはホーリースピリットの贈り物だ・・・と思いました。

そして、この『愛』を、私(のエゴ)は拒んで来たんだな・・・と思いました。

 私が帰国する日が近づくと、母への攻撃と自分を防御する妄想を何時間も語り始め、また私のエゴも騒ぎ始めました。

深呼吸をしながら、怒りに震えながらも『ホーリースピリット!ホーリースピリット!』と心で祈り続けました。

すると、父の言い分が、私の中に入ってきました。

なぜ父がそう思ったのかが伝わってきました。

「お父さん、そうか、それは辛かったね。」

「お父さん、そうか、そこはお母さんに助けてもらいたかったんだね。」

そう言いながら、父の話を4時間、聞き続けました。

私は疲労困憊し、父も真っ青な顔をして頭を抱えていましたが、驚くことに父は冷静さを保っていました。

父の体は私同様疲労困憊していましたが、確実にしっかりしている・・・ものを感じました。

ただ話をした、というのとは違っていました。

ホーリースピリットと共にあるという実感がありました。

父のありのままの姿、そのままの存在が、また入ってきた感じがしました。

また、この『愛』を、私(のエゴ)は拒んで来たんだ・・・と思いました。

 空港での別れ際、父の話がまた2時間続きました。

私に話をすることで、自分自身に踏ん切りをつけているのだな・・・ということが伝わってきました。

そして私はまた別れを告げて、長距離線の飛行機に乗りました。

体はまた離れ離れになるけれど、でもこれからも、心のつながりを思い出して、しっかり繋がっていこう・・と思いました。


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