CRSじゃない会レポート 香咲弥須子

12/1/2011

第一回目のクラスは、3人の小さな男児と、お一人の男性を交えての二時間となりました。

 それぞれの自己紹介の後、志保さんのガイドで瞑想を行ないましたが、そのすばらしかったこと! 赤ちゃんたちがたてる音をBGM にして瞑想することの喜びを分かち合えたことで、クラスは最初から、うれしい驚き、発見のときとなりました。お母様ご自身も、「この子がこんな声をしているなんて、気づきませんでした。四六時中聞いているはずなのに」とおっしゃっていました。赤ちゃんの声、幼子が動き回ってたてる音、これって、宇宙の音だったんですね。宇宙の彼方へ行ったら、こんな音であふれているのに違いないとまで思ってしまいました。


  お母様方から出た主題は、まず、子どものしつけについて。
レストランで、四歳の男児が、はじめに運ばれてきたパンを食べながら、テーブルをパン屑だらけにしてしまいました。そして、ママを見て、「怒る?」と訊いたのだそうです。「ショックでした」と、ママ。「わたしってそんなに怖かったのかしら。いつも怒っていたのかな」。

「あれをやってはだめ。これも危ない」とうふうに育てたくはない。しつけについての考え方としかたをちゃんと知りたい」とも、おっしゃいました。

先輩ママたちから、いくつものアドバイス。「翌年になれば、自然にできるようになることを、わたしたちは、今すぐさせようとする傾向がある。急ぎすぎる」という指摘もそのひとつでした。なるほど(大人もそうかもしれないですよね)。

この子のため、と思っていることが、いつのまにか、自分のため、育児その他で忙しく疲れ果てている自分のために、「やめなさい!」「だめじゃない!」と怒鳴ってしまうことがあるのかもしれません。

これは、もともと、「この子のためを思って」という考え方自体に無理があるのではないでしょうか。親も子も、共にあることで、同時に同じことを学んでいるのだという基本に戻ることで、ママの気持ちが楽になり、すると子の心も落ち着き、そこに“安全な、親子共々守られている場”が生まれるように思います。


また、「伸び伸びさせたい。多少のことで慌てることなく子どもたちを遊ばせたい。でも、相手のお母さんの考え方がとても違う場合があって」という悩みが提出されたときには、みなさん、共感してうなずいていらっしゃいました。「ママ友のなかにはいろいろな人がいますよね。むずかしいですよね」。

これについても、「いろいろな人がいる」と考えてしまうことによって、自分自身でいくつもの違い、葛藤、衝突、我慢、等々を作り出してしまっているのかもしれませんね。幸せを願う、という気持ちは、誰にとってもまったく同じもの、違いはどこにもないはず。それをわかっていると、ママ友同士のコミュニケーションを怖がらずにすむようになっていくのではないでしょうか。子どもたちの間の違いとは、実は、母親の間の違いのこと、それも、自分の心で作り上げた違いなのですね。

 

ママと子の間にいかなるギャップもない。ママとママの間にも違いはない。そのことを、今後のクラスでは、さまざまな例と一緒に気づいていけるのではないかと思いました。

 

男性の参加者からも、励ましをたくさんいただきました。「子どもがいないので、親の気持ちはわかりませんが、僕が8歳のときに、母親からもらった、大きなもの、どんな自分であっても、僕は受け入れられているんだ、という確信を得たときのことを、シェアさせてください」と、すばらしいエピソードをお話してくださいました。聞きながら、「癒されました」と涙を流されるお母様もいらっしゃいました(永保子先生です)。

 

 第一回目クラス、参加させていただいて、感動のしっぱなしでした。みなさんほんとうに真剣に、お互いの言葉に耳を傾けていらしたこと、お子様方もそれぞれのことに熱中してちっとも気を散らすようなことがなかったのが、印象的でした。

 二人の先生がよくリードしてくださり、参加者のみなさんがよく支え助けてくださり、お互いを信頼するエネルギーだけがあふれて、あたたかく、またあっという間の二時間でした。どうもありがとうございました。

香咲弥須子        2011年12月1日 

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