西小山レポート  渡邊美智恵

(誘導瞑想) Aさん 大学入試を控えている息子と通信制高校2年の娘がいます。普段の娘は、どうしてかわからないけれど、テーブルをひっくり返すような暴れ方をするんです。娘に接触すると、家の中の何かが飛んだりするので、接触を避けていると、今度は部屋にひきこもります。娘が暴れだすと、話し合えるレベルを超えてしまうのですが、ぐちゃぐちゃになりながらも、一生懸命話し合ったりしてきました。それを冷静に見ている息子に、「放っておいたらいいのに・・」と言われるのですが、私にはできなくて・・。 11月下旬にNYに行きました、その理由は、娘がNYに住みたいと思っていて、通信制高校のNY教室に通いたいと言うので、その調整をするためでした。でも、出発直前になっても高校から連絡が来ず、「どうも無理そうだ。これではNYに住めない。」と言って、出発当日の朝、また暴れました。でも、NYに行くと、英語が堪能で、娘の憧れの生活をしている人に、たくさん出会いました。CRS(注)にも行って、ヒーリングクリニックと香咲先生の日本語のクラスを受けました。CRSのクラスを受ける時に、また娘が暴れだすんじゃないかと心配したのですが、娘は静かに聞いていていました。わたしがヒーリングを受けて、伝えてもらったメッセージについては、まだよくわからない、という状態ですが、NYから帰って来てから、娘を少し放っておけるようになりました。 注)CRSは 「奇跡のコース」を学び、コースに基づくヒーリングやカウンセリングを行うコミュニティセンターです。「じゃない会」の本部もCRSにあります。 (URL:http://www.crsny.org/ja/crs%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6-0) Bさん 私たちは、いただいたメッセージをなかなか信じられないのよね。だから、それを受け取れるようにとお願いしていくしかないですよね。 Aさん 帰国時にはまた大変なことが起きました。サマータイムとウィンタータイムの違いがあって、チェックイン時間を間違えた娘と、空港ではぐれてしまって、私は顔面蒼白になりました。航空会社に確認をすると、娘がチェックインをすれば、翌日の便に乗せてもらえるとのことでしたので、空港の職員に「それでもお前は母親か!!」と言われたりもしましたが、私は英語ができないので、「日本に帰ってからにしたい」と話して、一人で先に飛行機に乗りました。フライト中は、瞑想をしてホーリースピリットお願いするということを、12時間、ずっとしていました。私はまだレッスンも浅く、ホーリースピリットの声もわからない状態なのですが、ハッキリと胸のあたりから、娘の声で、「ママ、私のことを心配しないで。」って聞こえるんです。私にしたら、「それはどういう意味よ!」となっちゃうんだけど、娘の可愛かった時の記憶に思いをめぐらしながら、こんな時を忘れていたと思ったりして、体がガチガチになったり、ゆるんで穏やかになったり、睡魔が襲ってきて、ハッと目覚めると心配になったりと、そんなことをずっと繰り返していました。 自宅に着いて、夫に娘を置いてきてしまったことを話したら、驚いていましたけど、それでも、夫と息子は落ち着いていたんです。私は夜も心配で眠れませんでした。翌朝、外務省に向っている途中に、航空会社から連絡が来て、娘が空港にチェックインしたことがわかりました。それで空港の迎えのゲートで待っていたら、娘が出てきて、「なんだ、来てたんだ~!」とあっけらかんとしていて、機内食をおかわりしたことや、フライト時間が短く感じたこと、JFK空港では、案外、乗り遅れた人たちがいっぱいいて、その人たちにかまってもらっていたこと、夜は旅慣れた人や、大人たちに守られていたことなどを、楽しそうに話をしてくれたんです。私は、NYに一人で置いて来てしまって、もう生きて娘に会えないかもしれない・・という思いもあったから、「生きててよかった!生きてた!生きてた!」という安堵でいっぱいでした。こんなことがあって、普段なら不機嫌なはずの娘が上機嫌でした。CRSのクラスを受けて、いくつか気づきもあったようで、「私は、太りたくていっぱい食べていたけれど、それを理由に学校へ行かないということにするためだった。私が問題を作っていた。だから、私は、これからは人のせいにはしないでいようと思った。そうしたら、空港ではぐれたことをお母さんのせいにしないでいられたし、守ってもらえた。」と話していました。自宅の玄関を開けると、息子はいつも通りマイペースで、主人は明るく迎え入れて、何事もなかったかのように平和だったんですけど、私は生きた心地がしなかったです。 美智恵 娘さんは、空港でも素晴らしい経験をしましたね!どの状況もお互いの学びですもんね。自分の方向性が確実に見えてきたなら、娘さんは焦らずに、親は期待せず準備していけたらいいですよね。娘さんは引きこもっているだけではなくて、自分と向かい合うということをやっているかもしれないし、何かやっているんだったら、取り組ませてあげればいいんですよね。 Aさん あぁ、そうですね。娘は情報収集能力があるので、今、NYで知り合った人たちからメールアドレスをたくさんもらってきて、そこで貴重な生の声や情報を集めたりしています。娘は今引きこもっていますが、そうなる前に、人のせいにしない宣言をして、私たち親に、「アドバイスはしないでほしい。通信の高校もパパが行けって言ったから・・。と、すべて人のせいにしてきたから、それはもうしたくない。自分で探して、自分で決めて、全部自分がやったんだ、というふうにしないとダメなんだ。」と言っていました。 美智恵 全ての答えは自分が持っているので、娘さんは、ホーリースピリットに助けてもらいながら、自分の心の内側を見ていく、とてもいい勉強をしている最中ですよね。心の中の静かなところにホーリースピリットは訪れてくれるんです。ざわついた心のまま、何かを決めようと思っても、そしてやってみても、うまくいかなかったり、疲れてしまったりするんですね。娘さんが親のせいにせず、お部屋の中で心を静かにして対話をしているのだったら、それは力強いサポートになると思いますよ。 Aさん そうですね!そういう勉強ですね! 息子は、私の娘との関わり方を見ていて、「ママは○○に遊ばれているだけだ。」と言うんです。私は一生懸命、娘と向き合っているつもりでいるのに、「明るく接すればいい。それができないなら、放っておけばいい。」と笑いながら言うんです。 Bさん 息子さんに救われていますね。 息子さんは、ホーリースピリットそのものですね。兄弟とは違って、母親としての役割をやってしまう私たちは、「守ってあげなくちゃ」とか、信頼とかけ離れたことをしてしまうので、息子さんがその不安を外して、「信じる」ということを見せてくれているのかもしれないですね。 私は、本当に聞くということをやっていきたいと思うんです。黙っているということも、聞くことだと思うんですね。子どもが何か話しかけてきたとき、何か言いたいときに、「ちょっと待って。」となって、今、というところに焦点をあてずに、後回しにしてしまったり、面倒くさいと思ったりせずに、相手が本当に聞いてほしいと思っている事、心の声を聞いて、「いつでも聞くよ。」というのを、きちんと向き合って伝えていきたいですよね。 Aさん そうですか!息子はやっぱり妹を信じているんですね。息子のように、不安を外していけばいいんですね。 Cさん 過去の「じゃない会」ブログに、「どうかこの子の強さを見させてください。」という祈りや、「平和な心で、平和な心を育くむ。家族との関わりを通して全ての事をどのように見るか。」というのが書いてあって、すごくいいですよ。それから、「母として、父としての役割にStopをかけて、晴れ渡った一つの心で・・。」ということも書いてあるのですが、瞑想をしていると、自分がいかに、ここに居ないかということがわかります。過去の思考と未来の妄想に心が支配されているから、心が晴れていない。晴れ渡った一つの心に立ち戻るために、瞑想はすごくいいな・・、と日々、実感しています。 僕は今朝、瞑想をしていて、呼吸のように必要なものは自然と与えられるということを、また実感しました。育児でも、人間関係でも、職場でも、それに対して自分がどう在りたいのかを、常に選択して、立ち戻るのが速くなってきてるかな・・と、感じています。

美智恵 特に今は年末だし、いろんな過去の清算や、先のことを迎える準備で、今ここ、というのを、忘れがちなシーズンですよね。(笑) だからこそ、心の静けさを知っているのと、そうでないのとでは、気ぜわしさが全然違いますね。その晴れ渡った心を、まず自分から広げていくのが、私たちの役割ですよね。 Aさん 質問なんですが、香咲先生の東京セミナーの時に、静かな心とは、湖面が波立っていないだけではなく、湖面が鏡のようになっています。それを自分の心につくります。というのがあって、どういうことなのかよくわからないんですが・・。相手のこころの声を聞くということも、言葉を聞くんじゃなくて、相手とつながり、相手の思いを受けとる、そこまで到達して初めて聞いたことになります、ということもよくわからなくて・・。 美智恵 湖面の鏡には、そこに映し出されるものを見たり、こうしたい、こうなりたい、というのを静かに映すこともできます。「できない」とか「どうせ私には・・」というエゴの声を聞いたり、見たりしてしまうと、湖面は波立って、映し出されるものは歪んだものになってしまうし、曇ってぼんやりとしかわからないですよね。なので、静かな湖面、しかも、鏡のようにピタッとして、くっきりと映し出せるように、ということだと思います。まずは、私たちの心の中には、そのような湖面があるんだということを知って、忘れないようにしていれば、そこに映し出されるメッセージやビジョンを受け取ることもできます。そこからくるメッセージやビジョンは、私たちに癒しをもたらしてくれるものなんです。子どもと言い争ったりしている時に、静かな湖面を見ようと思っても、それは無理があるけど、でも、私には戻る場所があることを忘れずにいたら、そのうち、どんな状況でも、すぐにその静けさに戻ることができると思います。その湖面の静けさを、瞑想などで、どんどん経験していくといいですね。誰か人と関わるときに、このような湖面を持ちながら会って、話を聞くと、本当の声が聞こえてきて、関係性も変わってくるんだと思います。 Aさん 娘が荒れて暴言を吐くとき、この子の心の声なんて聞けるか!!と思ってしまいます。(笑) 美智恵 暴言を言ってしまう子どもにも、本当は、穏やかな湖面があるということを、私たちが忘れちゃいけないし、そうすることで相手も救われていくから、相手の穏やかな湖面を見て優しく声をかける。そこで、一つの晴れ渡る心を一緒に見ていくことができますよね。 Cさん 混乱している人に対して、こちらも混乱しているままでは、余計混乱するだけじゃないですか。家族だから期待が入ってしまうんじゃないかな?前回の、西小山のクラスレポートを読んでみたらいいと思いますよ。 Aさん そうなんです。職場では全然平気で、感情なんかに巻き込まれないのに、娘だと混乱してしまってダメなんです。娘に訓練させてもらっているんですね。 Bさん 私、昨日、今までしなかったことを、ひとつ、やってみたんです。母の病院に、いつも付き添って行くんですけど、「診察室に入って先生の話を一緒に聞く。」ということをしました。母と先生の間に加わって、3人のコミュニケーションが始まって、やっと母に少し寄り添えた感じがしたんです。母の心の声を聞く、寄り添って経験して分かち合う積み重ねをしていきたいと思っています。母と子って、信頼していないで、期待ばかりしちゃう、と思っていても、実はものすごい信頼関係があると思うんです。 Aさん ちょっと聞いていいですか?Bさん、診察室に一緒に入った時のお母さんはどんな感じでしたか? Bさん 母が「一人で診察室に入るから、いいわよ。」と言うかな?と思ったけど、私が「一緒に入るわね。」と言うと「そう?」と、嬉しそうでした。どの薬を飲むかなどの選択にしても、私が一緒に居ることで、私に相談できる安心感があったようで、それは、私の安心感でもあるのよね。それで母は、薬の量を半分に減らすことを、母自身で決めることができたんです。 Cさん 薬やサプリメントに頼る前に、やれることがあると思うんですけど、それについてはどう思いますか? Bさん そうなのよね。でも、自分で、薬の量を減らすと決めて、「減らしても大丈夫だった・・。」という安心感も大切で、「薬はダメよ。」となると、それは怖いから「無理!」ってなってしまうんですよね。薬にただ依存するんじゃなくて、それも完璧な私たちを思い出すツールとして、助けを借りるというのが必要な時もあったりするし。薬があることによって、お互いが安心するなら使ってもいいと思うんです。だからと言って、安易にすぐに薬を・・ということでもないし、でも本当は、心の問題だよね、ということは忘れずにいればいい、それが全てだと思っています。 Aさん あぁ、今日は思いの他、元気に聞けました。こんな話は、普段なかなか他の人には話せないから・・。この間テレビ番組で、「お母さんを不幸にしてしまった。」と言っている方がいて、それを観ていた娘が、「自分がそうだと思っていた~。」と泣いていました。自分のことを悪いと思っているのと、周りから、「母親が悪いからだ。」と言われることも自分のせいだと思っていて・・。娘に、こんな優しいところがあったんだ~、と思うと私も涙が出て・・。でも、「お母さんは幸せだよ。」と娘に伝えました。娘が、「お母さんは、実は幸せだったんだ。なんだ、私の思い込みだったんだ。」と思ってくれていたらいいなと思います。 Bさん 娘さんの表現や持っているエネルギーがとても大きくて、ここでは狭くて、はじけきれないんですよね!話しにくいことを、こんなにたくさんシェアしてくださって、私たちにとって救いになることです。本当にありがとうございます。 美智恵 同じような悩みを持っているお母さんは、まだ他にもいると思うんです。そういった方たちがAさんの経験を聞いて、このレポートを読んで、どれだけ救われて、奇跡が起こるか。 その奇跡の経験を、誰にでもシェアできるようになるといいですよね。娘さんに感謝ですよね。 Aさん そういう見方を、初めて教えてもらったんです。学校の授業を10分と座って聞いていられない娘が、CRSの2時間のクラスの間、ずっと座って聞いていて、自分で「クラスの皆さんは、奇跡のコースの勉強を始める前と今ではどう変わりましたか?」という質問までしたんです。クラスで、人は罪を犯すのではなくて、間違いをするだけなのだから、間違いを正せばいいのだ、と聞きました。娘も私も、お互いに、「私のせいで娘が・・、私のせいでお母さんが・・」と思ってしまっているけど、実はお互いに幸せだったってことに、娘が「私は、先に気づいたよ。」って、教えてくれていると感じました。先ほどのテレビ番組での話を聞いて、「私がお母さんを不幸にしてしまったと思っていた~」と、娘が泣き泣き教えてくれたことを思うと、私は娘に罪があると思わずにいよう、わたしも頑張んなきゃ・・と思います。ありがとうございました。 次回は、1月23日(木)です。 ご参加をお待ちしております。

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