CRSレポート 小野永保子 坂本悦子

Aさん  前回参加してから、自分の心を戻して、息子のことをハートで見る練習をしています。今までは自分がどんなに辛くても、我慢していましたが、これからは自分を労ろうと思うようにもなりました。昨日、息子と宿題をやりはじめた頃からイライラし始めて、夫が2階から降りて来て、「どうして君はいつも怒ってばかりなんだ、怒っている声しか聞こえないし、それが嫌なんだ。」と言うので、「私も嫌、今日は何もしたくないし、横になりたいの。」と言って休みました。夫は出張が多いので、子育てに関しては、わたしが担うことになっていますが、とても手のかかる子どもを見ている私の気持ちを、夫は分かってくれないという思いで、穏やかになれませんでした。瞑想の時、張り詰めていた心がほぐれて涙が出ました。 悦子  それは息子さんに対してというより、ご主人に対して、父親や夫としてのあり方を見て、気持ちが揺さぶられるということですか? Aさん  そうです。夫は私の大変さを分かってくれないし、愛が足りないと感じています。そうでは無いはずなのに、そういう思考に入ってしまうと、抜け出すのがすごく難しいです。 Bさん  相手に認めて欲しいと思う時は、自分が自分の事を認めていないなと思います。うちの夫は、家に帰るとゲームやパソコンに向かうので、家のことは全部、雪かきも私の仕事です。「うちの家族関係は、本当にこれでいいのでしょうか。」とホーリースピリットに聞いたら、夫が帰宅して、「お前、雪かきの才能あるぞ、すごいなあ。」って誉めてくれて、わたしはやれることをやっているだけなんだと思いました。つららが大きくて、落ちてきたら危ないので、息子が夫に、「つららを落として。」と頼んだら、夫が「なんで?」と聞き、息子が「お父さんの格好いいところが見たいから!」と答えると、夫が喜んでつららを全部落としました。息子が、心からそう言えるって、すごいと思いました。私は夫のことを格好悪いと思い込んでいたので、私も夫にそんな気持ちでお願いしたいと思いました。 Aさん  自分が問題だと思うことも、それを含めての夫なんだと受け入れるということですね。夫を愛そうと、頭で考えて苦しくなるのですが、Bさんのお話を聞いて、考えてすることではないんだと思いました。 Cさん  子どもが幼い頃、私が39度の熱を出しても、夫は仕事を休まないので、熱で汗をダラダラ流しながら、2~3歳の子を無意識に手で追って世話をしながら、なんてひどい夫だと思っていました。今思うと、わたしが高熱ならばわかって当然という先入観と、夫から「仕事を休む。」と言ってくれるはずという思い込みがありました。今なら「こんなに辛いからお願いできない?」という頼み方があると思うし、夫がなぜ休めないかということを余裕を持って聞けると思います。子供の教育に関しても、私が一人でやっていて、夫はちっともわかっていないし、都合の良い時だけ、お父さんづらして入ってくるので嫌だと思っていました。でも、夫が一方的にひどいのではなく、私のやり方や先入観で、夫を決め付けていたなと思います。 Aさん  昨夜は、夫も子供もシュンとして、わたしのことを腫れ物に触るように扱うし、朝も子どもに会わないままだったので、今日帰ったらどんな顔しようかと不安です。今朝、宿題は終わっていたし、夫がパスタを作ってお弁当を持たせてくれていました。今回はリラックスしたいとは言えたけれど、今までは、わたしが爆発して夫と息子が驚いて終わるというパターンを繰り返しています。 永保子   ギリギリまで頑張っていた心が決壊するのは、Aさんだけじゃないし、そんな時、自分を責めることにエネルギーを使うより、そういう自分を、少し離れて観察している心の目に意識を置くことの方が、みんなにとって本当に意味のあることだと思うんです。 Aさん  そうですね、いっぱいになっている自分に気づかないんですね。爆発してから、なんでこんなになっていたのだろうと思うことが多くて、自分がどういう状態でいるのか、意外とわかっていないんです。人とは良く話すのに、自分の心を観察することはしていないと思います。ここに来ると瞑想ができるし、普段の生活にも取り入れたいなと思います。 悦子  忙しさにかまけていると、自分がどこまでアップアップしているか、わからなくなるし、ちょっとした糸口で爆発してまうけれど、自分がやってしまったことに対して、自分を責めないで、一生懸命やっているのだから、たまに感情をばっと出すのも自分の一部として受け止めて、堂々としていればいいと思います。そして、昨日はああだったけど、今日は今日という気持ちでお子さんと接していけばいいのではないですか。 永保子  自分が感じていることをちゃんと感じて、それを、穏やかな心に戻る気づきの道具にするということですね。自分が何を感じても、誰かの人生を台無しにしたり、自分の本当の価値が下がるなんてことは無いんだとわかるとホッとしますね。ご主人とお子さんに、例えば、「昨日はとても疲れていたけど、休ませてもらったら元気になったわ、ありがとう。」って、言ってみるのはどうでしょう? Aさん  シリアスに「ごめんなさい。」と言おうと思っていたのですが、「ありがとう」って言えばいいんですね。昨日は本当に怒っちゃって、心底一人になりたいと思いました。夫は気持ちを伝えるのに、半分ぐらいしか言えない人なので、それも含めての彼だとは思うのですが、子どもができてからも、コミュニケーションを大事にしたいと思っているけれど、彼はとても大変みたいで、やるとは言っていますができていません。 悦子  相手を変えるには、自分が先に変わらないと、相手は変わってくれないのですね。相手は自分の鏡だから、鏡に向かって自分が先に笑わないと、鏡の中の自分も笑わないですよね。だから自分の鏡である相手に何かやって欲しい、変わって欲しいと思ったら、自分からやってみないと始まらないのではないかしら。 永保子  子どもに夢中になってしまって、夫は、大人なんだからひとりでも大丈夫だし、こちらのやり方に合わせるなら、私と子供のスペースに入ってもいいわよとなりがちですよね。でも本当は、自分から相手に近づいていきたいと思うんです。近づいて相手を受け入れると、すっと楽になるのだけど、受け入れられないのは、自分をゆるしていく材料があるということですよね。コミュニケーションの苦手なご主人だとジャッジしているその裏側に、自分が軽んじられているような、一人ぼっちで必要とされていなくて、愛されていない感じがあるかもしれなくて、ご主人を信頼したいのにできないのかもしれない。でも、自分の中に、少し離れて見ている心の目があるんだとわかると少し気持ちが落ち着くと思うんです。それと、家族以外にも具体的に助け合えるつながりを感じられるのも大切だと思いますが、いかがですか? Aさん  先輩ママから、もっと甘え上手になっていいのよと言われます。でもわたしは、自分で全部できるから、ついやってしまうし、こんな状況なのに、よその子供を預かったりもしています。いっぱいになっている自分を認めることができていないのかなと思います。 悦子  自分の時間を持って孤独になることも、私にとっては大切なんですね。映画に行ったり、ちょっと絵を観に行ったり、必ず一人になれる時間を持つようにしています。色々やらなくてはいけないこともあるけれど、自分のための時間は、惜しまず作るべきだと思いますよ。

Cさん わたしは、自分が決めた優先事項をちゃんとやっておかないと、他のことをしてはいけない、楽しんではいけないっていう罪悪感があります。 Aさん わたしは、映画を見たり友達とランチに出かける時間があったら、やらなきゃいけないことがあるんだからと考えてしまって、無駄な時間、必要な時間という区分けをしてしまいます。今気づいたのですが、これをやっておかないと、後で子供に影響が出ると思っていました。自分の中で勝手にストーリーができあがって、今度はそれを回避するために、これをこうやって、ああやってとしています。 悦子  主婦をしていたら、家がピカピカで当然?なんて思っていても、自分のためにやることもあると思ったら、その時間も大切にすることですね。家族が帰って来た時に、心地よく温かな場所を提供できればいいのだから。 永保子  何をしていても、そこに込められている心が安心しているかどうかが大切で、そうすると、休むことにも抵抗はなくなるし、やると決めていることは淡々とやっていけるんだと思います。 Bさん  引越しをするのですが、わたしにはわかっていないのだから、わたしは、今居るべきところにいるし、次にどこに住むかもそれがベストなんだと信頼して、毎日自分がしたいことは、一生懸命にしようと思っています。好きな物があって集めているのですが、それに対して罪悪感は無いし、もし罪悪感が出てくるなら、手放すことができるから出て来るんだという風に捉えています。最近、会っていると楽しいのだけど、帰ってからとても疲れて横になるということがありました。他の人に、集まりに行かない方がいいと言われると、反対に燃えてみたり、あの人のせいかしらと証拠集めをして、解決方法を求めたりして、自分がパイプのようになっていたら平安なのに、目詰まりを起こしているような気がしたので、相手も光だとイメージしたら、自然な心に戻って、本来の相手を感じる経験をしました。 永保子  人や状況をジャッジすると、そのジャッジで疲れますね。あの人はこういう人だって思った時に、その見方を選んで飛びついているのは自分だっていうことを忘れているんですよね。集まりに行ってみてどうでしたか?  Bさん  自分が好きなことへの情熱は、隠してても滲み出てしまうようで、どうしよもないことは認めて、やれることを楽しくやりましょう、となりました。 永保子  子育てをするのと同じように、自分の憧れに向かって手を伸ばして、本当に心からの喜びを感じて自分の人生を生きていたいですよね。そうすると自然に、子どもも自分が何をしたいのか、どうありたいのかを感じ取っていくと思うんです。 Aさん  2年間、コミュニティーガーデンを立ち上げようと準備して来て、先週、市から許可が出たところです。形になり始めて忙しく、それをやりながら子育ても完璧にやりたいので、自分の首を絞めているところがあります。わたしは頑張れるんですけど、もっと頑張ったら、もっといい結果が出たり、自分が楽になったり、相手のことがわかるのではと思うのです。 永保子  それは反対で、どんなに頑張って、自分でイメージした完璧さに近づこうとしても、そこに安心がないので、腹が立って、爆発してしまうんだと思うんです。最初に安心の心があると、自分の想像を超えて、みんなで喜べる経験をシェアできるんですよね。心に光を感じると、早速、焦りや無力感に戻ろうとするのは、わたしたちが一番怖いのは、自分の本当の力に触れることで、その怖い気持ちを逸らすために、身近な人に八つ当たりをするのが手っ取り早いんだなと思います。 Cさん 私自身が、以前のように徹夜してでもやるという集中力がなくなってきたように感じています。すると17歳になった息子の方ができていて、小さい時に、早く宿題に手をつけなさい、集中して取り組みなさい、ちゃんと出来てないなどと、よく言えたなと思うのです。子どもと競争する必要もないし、息子も何も言わないのに、以前のようにはできなくなっている自分を恥ずかしいなあ、こんな親でいいのかなとすごく責めてしまう。その罪悪感を手放したいと思っています。 永保子  わたし自身も、記憶ってすごく曖昧だし、いくらでも脚色できるのに、そんな頼りにならない過去の記憶を使って、痛みや非難や後悔に浸って自分を責めて、いったい何がしたいのって思うことがあります。過去の記憶が出てきたら、ホーリースピリットにもう一度一緒に見ていただいて、自分をゆるして抱きとめるしかないと思うし、そこに子どもが登場しているなら、自分を信頼し切って、精一杯助けてくれている子どもの強さや光を受け取るしか、お互いを開放する方法はないと思うんです。 Cさん 今日、香咲先生の「奇跡のコース」テキストの精読のPodcasthttp://www.crsny.org/ja/blog/2950を聞いたら、悪い癖、悪い習慣を手放したいという思いから逃げないようにというお話がありました。手放したい習慣や癖から、目をそらさないでお願いしてみようと思います。でも、わたしたちはどうして、思考で自分を追い詰めてしまうのでしょうか? 悦子  思考の悪い癖って誰でも持っているし、自分の癖を知ることも大切ですね。エゴの思考に入り込んでいるとわかっている自分を見ている自分がいるというのは、もう少しで抜けられる、ということでもありますね。私たちはドラマが好きで見たいわけですが、家族愛にしても、テレビで見るような家族と、実際の自分たちは違いますよね。誰かが持ってきてくれるストーリーを使って自分が演じ始めたら、自分は何もしないで周りをジャッジできるので、その方が楽なんですね。だから、これは自分のストーリーでないと気づいて、戻るしかないですね。 Cさん  今まで、子供を通じて、どれだけ自分の世界のドラマを作っていたかなと思います。子供が大きくなったら、今度は自分と向き合うしかない。そうした時、今度は自分で自分をやっかいな人にするようなドラマを作り始めています。子どものことを問題にすることで、本来自分が一番気づかなくてはいけないことを後回しにして、本当の自分から逃げていたような気がします。だから、お子さんが小さい時にこういう場所に来れるのはとても素晴らしいことだと思います。 永保子  自分から逃げるための道具として子供を利用して使わないということだなと思います。自分の心に戻れば、そこに安心がある。それを感じられた時に本当の自由を受け取れるのだけど、自分に都合の良い好みのドラマが見えると、いそいそとエゴの中に入って行ったりするので、何を見ても毎瞬、心を訂正して使うことだけをしていきたいですね。 Bさん  今日のお話を聞いて、家族のことで何かを決める時に、子どもの意思を尊重するというのはあるけれど、子どものためにとか、子どものせいでというのはないと思いました。わたしは、エゴの思考の習慣を抜けるのに、毎日、「奇跡のコース」ワークブックのレッスンhttp://ameblo.jp/workbook365/ をすることで、とても支えられています。 Aさん  今日は、先輩ママさんたちの実体験を聞けて、元気と気づきをもらうことができました。 次回は、3月6日(木)正午~午後2時です。

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