CRSレポート 坂本悦子 小野永保子

3/20/2014

誘導瞑想

悦子  日本へのご帰国が決まったそうですが、お子さんはどんな感じですか?

Aさん  9歳の息子は以前の学校に戻り、主人は仕事の関係で、しばらくアメリカに残らなければいけないので、私は日本の家族に息子を預けて、日本とこちらを行ったり来たりするようになると思います。

永保子  そういう風にしようと思えたきっかけがあるのですか?

Aさん  そうですね、母親は私だけれど、自分がやらなきゃと思うと力が入ってしまうし、もともと、色々な方に育てて頂いている状況なので、今回も、両親や祖母や叔母も巻き込んで、助けてもらえるところは助けてもらおうと思って、今私がやるべきことをさせてもらおうと思っています。

悦子  そういう時の、息子さんの反応はどうですか?

Aさん  あまり何も言いません。「お母さん、お出かけしていいな」って言ったりするけど、しがみついて来たりする訳でもなく、日記等に「今日、お母さんが出かけました。僕は〇〇して楽しかったです。」とか、書いています。

永保子  お子さんを、何日間か続けて預けるのは初めてですか?

Aさん  去年の夏に、初めて2週間のキャンプに参加させました。そのキャンプは、また行きたいって言うくらい気に入って、すごくしっかりして帰ってきたので、彼にとっても私にとっても良いことだと思いました。普段は、彼の中に、赤ちゃん的な愛らしさが残っていて、わたしもまだ、そんなところが可愛らしく、そういう部分を求めてしまうところがあるので、私といると息子もそのようにふるまっているようなところがあります。でも、キャンプ等に行くと、リーダーと一緒に活動して、お兄ちゃんのようになって帰ってきます。だから、私といると、私の期待に応えてふるまっているのかなと、思うところがあります。

悦子  お子さんは色々なことを吸収して来られたのでしょうね、期待していた部分と、していなかった部分と両方(笑)。ご主人は、Aさんが日本とこちらを行ったり来たりすることに関してはどうですか?嬉しいのではないでしょうか?

Aさん  夫は大歓迎みたいです。ここしばらく、夫の体調や、仕事でのいろいろなことを、わたしが心配してしまうこともありましたが、主人は自分のペースでやっているみたいです。

永保子  そういう中で、心をどう訂正されていますか?

Aさん  私は、高みの見物みたいなところがあって、自分のことを、ひどいなと思うこともありました。でも、私には何にもできないし、どうしたらいいのか分からないし、その渦中でやっているのは夫だから、私は普通に毎日楽しく一緒にいて、わたしの中で、タイヘン、タイヘンという意識を持つのは、やめようと思いました。他の方たちの状況を見て、それはたいへんだという意識を持つのも、やめようと思いました。

永保子  会社の奥さんたちとのことは、その後どうですか?

Aさん  集まりなどで、仲がいいとかは別として、話はしようというのが私の考えなのですが、先日の会で、正面の方はそうではなかったです。でも、目を合わせてくれないなとか、何か楽しくなかったな、というのは私の見方なのかなと思いました。近くの人とは必ずしゃべらなければいけないというのではなくて、今日は、あまりしゃべれなかったけど、それは相手のペースなのだから、向こうからどう思われているかとかではなく、また機会があればお話ししたいし、あれでよかったと思うことができました。自分の常識や、こうあるべきというのは、無しにしたいなと思っています。

Bさん  主人の仕事も移動が激しかったし、それで私たち家族も動く事が多かったです。他のご家庭も、会社の事情で動いた人をたくさん見てきました。それはかわいそうだということでは決してなくて、新しい人生が開けて次の道を歩いて行かれるのだし、端から見ていて、移動や引っ越しも悪くないわよと思っていました。でも、今、私自身に転機が来ていて、引っ越しをしなくてはいけないかなという状況になって、人には色々言えるけれど、自分自身の身になってみると、ちょっと揺れる感じになることがあります。自分が慣れ親しんできたものを手放すことって、まだまだ抵抗があるのだなと本当に思います。でもそれはそれで、その気持ちを大切にしないと、無理矢理引き離しても仕方がないですよね。今は自分の気持ちがどういうところにあるのかというと、懐かしくなったり、時には悲しくなったりして、それも、こんなことが悲しかったのだと改めて感じたりしています。今、友人が引っ越しをしているのだけど、「引っ越しって楽しいわね」って言うのを聞いて、そういう見方もあるわよね!と思いました。生活が変わる事に対して、もっともっと、どうしたいのかと描くことを楽しんでいいと思ってもいます。なので、どこに自分の思いがあるのか、探してみたりしています。

永保子  お子さんたちはどうですか? お嬢さんはそろそろ就職を考える頃ですか?

Bさん  娘の仕事探しに関しては、自分で自由にしなさいと言っています。私たちはヨーロッパの生活が長かったので、アメリカはまだ、彼女にとって異国のようで、色々と興味津々みたいです。自分の経験からして、仕事を探すのは、自分で動くのが一番ですよね、他の人の目や考えが入ると、違う方向にいってしまうと思うんですね。

永保子  日本には、親を対象に、子供の就職のためのセミナーもあるそうですが、アメリカではどうなのでしょうか。

Bさん  こちらでも、親御さんの力が、かなり効いていると思いますし、大学のプログラムも親が決めている方もかなりいますね。でも、娘の大学受験では、親の思惑だけでなく、本人の思惑も裏切って、結局本人に一番しっくりくる学校に決まりました。私自身は、彼女を信じて、彼女にとって一番いいところに入ると思っていました。自分自身の就職のときも、かなり頑張って、自分で選択できたと思っています。名前や華やかさなど、その時自分に有利だと思って選んだ部分は、もしかしたら必要なかったかなと思うところもありますが、それでも、自分で決めたことですし、納得しています。選ぶ時の気持ちも大事だと思いますね。だから、もし親が介入したら、本人がしたいことがぼやけてしまうかなという危惧があるんですね。就職は子供に任せたいし、もし失敗したらやり直せば良いと思います。

悦子  アメリカの場合は、一生同じ会社にいるということは少ないみたいですね。自分のステップアップのために次にトライして移ることも多いと聞いています。

Aさん  わたしは、進路を決める時に、先生からのアドバイスで挑戦したこともありますが、つぶしがきくし、有利になると思って入った学部が、病気になるほど、自分に合いませんでした。色々やってみて、やっぱり自分に向いていないと思ったら、未練は全く無いものですね。ふと気がつくと、今は、やりたかったことをやっていて、そういう機会をもらえるようになりました。よく、友達と、あの時こうしていたらとか、就職を決める時にも、もっと本当はやりたい事があったのにと話す事はありますけど、それも、やってみないと分からないことですよね。

悦子  仕事を決めるのに、18~22歳ぐらいでは分からないですよね。大学進学をみても、一度社会に出て2、3年してから考えた方が、自分のやりたい事がクリアになっていくと思いますね。長い人生でみると、何度でもやり直しは出来るのだけど、高校生の年齢では、そういう風には思えないでしょうか?

Bさん  やっぱり、その時やってみてから分かることもありますね。やってみないと分からないのだから、違うと思ったら、専攻を変えてみても良いわけだし。娘も実は、専攻を変えています。最初は父親の期待などもあり、就職に有利な学部を選びましたが、やってみたら、娘は全然興味がなかったんです。それで、本人の希望に合わせて専攻を変えたものの、将来、仕事が見つからないのではと、すったもんだもありましたが、今、少なくとも本人は幸せに学校に行っています。

永保子  私は、22歳の頃に、「何かになろうとする必要は無いんだ」ときっぱりと言われることがあって、良く分からないなりにも、その言葉がとても心に響いたのですね。そのことを、子供たちにも伝えているのだけど、そのままで、本当に自分がやりたいと思うことを、やっていていいんだと思うんです。

Bさん  そうですね。それで輝いていれば、周りの人から、こうして欲しいというのが出て来て、そこから始まることもあると思います。条件があるから決まるものではないなって思います。

悦子  名前が知られていて、輝いているように見える会社に入っても、自分がやりたくないことをやらされて、その中でストレスで駄目になってしまう人もいます。有名であるという、そんなこだわりよりも、自分のやりたいことを見つけて、それに打ち込めればいいですね。

永保子  心からやりたいと思うことをやってみようと、まず自分自身を、応援していきたいですね。

Aさん  息子は小さい頃は天真爛漫というか、これが好きだから、こんなお仕事をしてみたいと言っていたのに、だんだん親の影響を受けてしまっている感じがしています。夫は、子どもを叱りつけるときに、「そんなんだったら、俺のようになれないぞ。」と言ったりします。勉強しないと、自分みたいな仕事や収入はもらえないって、きつい感じで言ったりします。子供は大泣きして、お父さんのようになれないのは嫌だと、どこかで親の考えをすでに刷り込んでいるようで、どうかなと思います。勉強は、ちゃんとやって、できた方が選択肢は広がると思うし、いろいろな活かし方もあると思いますが、すでに何かレールを敷いてしまったな、と思います。

悦子  それは逆に、狭い選択肢になっている可能性もありますね。

Aさん  今から戻る学校も、そんな親御さんが多いかなと思います。1年生の歓迎会で、将来何になりたいか、子供たちが発表するのですが、息子は○○になりたいと書いていて、他のお子さんたちはお父さんみたいにお医者さんとか学者さんになりたいというのが、凄く多かったのですね。そんな中で、自分の息子の将来を心配したりする自分も、なにか押し付けているところがあるなと思います。自分自身を振り返っても、親の期待に沿っていたいと思っていたし、実際に沿えたりすると、親は私の知らないところで、子育ては成功したと言っていたみたいで、自信があるんですね。でも結局、わたしは、大人になってから、出来ないことは出来ないし、やれないことはやれないとなり、一度、型にはめてしまっても、まるでアスファルトを突き破って芽がでるように、本当に自分のしたいことをしているんです。

Bさん  やりますよ。反抗ばかりして、親がやってほしいと思うことの逆ばかりをやるようになりますから、大丈夫ですよ。

Aさん  すごく矛盾しているのですが、子どもが、親が言ったようにやってくれたら安心なようでいて、親の言うようにやったら、それも心配で、どちらにしても心配な状態です。

 

Bさん  反抗期の時に、どうぞという風に自由にして、しっかり反抗してもらった方がいいと思いますよ。40歳、50歳過ぎても、小さい時や、高校生の時に、こうしておけば良かったと、いまだに言う人もいますし。それを言うだけ素直だと思いますが、子どもをコントロールして、そういう人生を見たいかどうかですよね。中には、言わずに胸にしまってはいるけれど、思い通りにならないと、おさまらない気持が出てきて、お母さんに怒ってしまって、親を好きなのに素直になれない人もいます。でも、お母さんは、いいと思ったから精一杯して来ているわけで、どうして子供が怒っているのか、分からないんですね。だから、反抗期にいっぱい出してもらったほうが、いいと思いますね。

悦子  反抗期の時期に、お子さんの気持ちを聞いて、受け入れていくことや、場所を作ってあげられるといいですね。 Aさんの場合も、お子さんの気持ちを聞いてあげて、それに対して、ご主人と同じ意見を言っていたら、お子さんも反抗してくるかもしれないけど、息子さんが主張した時に、そうね、と受け取ってあげられると、それは、反抗ということにはならないですよね。

Bさん  とにかく何でも、親と違うことをやってみたい時期もあります。でも、それを出せるのはラッキーなことで、親を信頼しているからできることなんです。親を信頼していなければ、親と逆のことは言わないですから・・・。

永保子  私は、子どもが小さい時にも、子どもの思いをコントロールする気持ちは、なかったんですね。そうしたら、大きくなって、何かを決めたり選んだりするのに、自分は本当にどうしたいのかというのが、あまり考えないでも、楽に感じられるようなんです。一緒にいる人のことは、心の中にちゃんとあるんだけど、外側の価値観に、自分を合わせなきゃいけないとか、間違ったらいけないとかっていう葛藤は、あまりないようで、そういう葛藤の無い人生を、思春期や、二十代そこそこで送ってくれているというのは、本当にありがたいなと思うんです。

Bさん  そうですね、我が家も同じで、子どもが、他人にどう思われるかを気にしないのは、本当に助かりますね。特に高校では、友達に合わせなくてはいけないということに、どれだけエネルギーを使わなきゃいけないかとなると、本当にいろいろと難しくなりますから。

永保子  子どもの話の内容に反応するのじゃなくて、シェアしてくれている心を受け取りたいと思っていると、子どもが、「○○になりたい」って言うことを、「素晴らしいね~」って、お母さんも、自信を持って受け止められるんじゃないかしらね。そんな心が広がっていくと、想像もしていなかったような展開になっていくことがありますよね。親の個人的な期待や趣味を押し付けるのは、子どもを自分の所有物にしているようだと思うのですが・・。Aさんは、お子さんが、○○になりたいって言った時、どう感じましたか?

Aさん  みなさんに、すごく子供らしい子供だね、と言われます。でも、学校では、結構浮くのですね。周りの子たちは、自然と大人びている中で、息子は気持ちをストレートに出すので、担任の先生から、うちの学校では珍しいし、難しいですねと言われました。他にも、息子は、今でも空を飛べると思っているので、本当にそんなことをされたら危ないと思って、私はまず、大人の知識を前に出して、だめだめとなります。でも、子どもがシェアしてくれたことに、そのままありがとうという気持ちでいるといいですね。

永保子  飛べるって、どんな風な感じがするのかな?って、コミュニケーションしていくといいですよね。はじめは、子どもがすっとんきょうなことを言っているように感じたとしても、コミュニケーションをとっていくと、その奥に、お子さんの本質、光が感じられるかもしれないって楽しみになってくるんです。学ぶって、学校で座ってやることだけじゃないし、成績を良くすることだけではないから、お子さんの話すことにに耳を傾けていくと、案外一緒に深まって、お母さんにも、大切な気づきを、もたらしてくれるんですよね。

Bさん  そういう人が、飛行機を作ったり、宇宙飛行士になったんだろうしね。

悦子  こうしたいというアイディアが、色々なものを作っていくのだから、親がこれは良い悪いと、先に判断しないことですね。

永保子  自分の価値観の狭さとか固さを、一緒に自由にしてもらっているという受け取り方もできますね。

Aさん  息子は去年、サッカーをしていたのですが、一度、ゴールでボールを弾いたのが嬉しかったのか、守りは自分だと思っていて、みんながやりたがらないキーパーをやってたのですね、私は見ていて、みんなはゴールを目指す練習をしているのに、それをやりたくないのかな、何で守ってばかりなんだろう、変わっているなと思っていました。でも自分のやりたいポジションにすごく喜びを持って取り組んで、チームもとっても良い雰囲気になったので、良かったなと思いました。やりたいことをやれるっていうのは、その子の持っているものを使っていけることなんですね。

永保子  お子さんは、全体の中で、自分の場所にいることを受け入れて、もうそれをやっているから、たとえば、フォワードがどうだとかという区分けが、ないんですよね。子どもはそうなのだけど、親が、○○より○○よね、って思ったり言ったりしてしまいますね。もしご主人がお子さんのすることを否定したとしても、それを見ている Aさんが、ご自分の心を訂正していければいいですね。そうすると、ご主人に寄り添うことにもなると思うんですね。

Aさん  夫のことは、否定したくないというか、それは彼が生きて来て、それを良かれと思って言っていることだから、そんな風に言わないでとか、型にはめる様なことはしないでというのは、私のただの見方だから違うなと思うんですけど、そうですね、自分がどう受け取って、どんな心でいるかですね。

Bさん  お父さんの考えと違っていたり、期待とは別でも、お子さんが楽しんで打ち込んでいることに、お母さんが素晴らしい、素晴らしいと言って、お母さんがお父さんを否定しないでいれば、お子さんはご両親の愛を感じて、両方の考え方を受け取りながら、軸をしっかりさせて行くのだと思います。そこで夫婦が戦うと違ってきますよね。

永保子  両親が戦うと、子どもは、どっちに合わせたら、二人が仲良くしていられるかなというところに意識が行ってしまいますからね。ところで、Bさんが日本に行かれた時の、息子さんのお話を聞かせていただけますか?

Bさん  夫が亡くなったばかりで、息子も不安定な時に、私が日本に行ってしまって、娘は寮生活でいないので、息子のことを心配していたのですが、わたしは、何か日本に行かなければならない理由があるような気がしたので、お任せしようと思って、息子と話をしたのですね。そうしたら、「ママが行きたいのだったら行って来て。温泉に入ってゆっくりして、美味しい物を食べて来てね。」と言ってくれました。私がいない間、主人の友人が食事に誘ってくれて、その友人は、息子が彼に対して、とても優しくて嬉しかったと言ってくださったんです。自分のティーンエイジャーの息子たちは冷たいからって・・。他にも、とても高齢の方に誘われて、ランチをご一緒したりして、息子は、今まで一人で誰かに会うことがほとんど無かったのですが、そうやって出かけて行ったことに驚いたし、嬉しかったです。私が一緒にいたら、できなかった経験でした。私がいない間、友人たちがたくさん差し入れをしてくださって、冷蔵庫にもきちんと入っていて、ヘルシーな食事もちゃんと食べていました。私が戻ったら、息子が、「○○さんに今すぐお礼の電話してね。」と言って、とてもハッピーな顔をしていて、不安そうでなかったし、世界を広げていたようで、支えてくださる方がいて、とてもありがたいと思いました。

永保子  Bさんが日本に行く時に、日本に行ってやることがあると思われたことと、息子さんに対しての信頼があったと思いますが、他にも何かありましたか?

Bさん  ここで私が信頼したら、彼はもっと世界を広げるだろうし、何か得ることがあるという気がしたのですね。それは去年、主人と二人で旅行していた時に、ニューヨークにハリケーンが来て、彼をひとりで家に残していたので、主人はものすごく心配したのですが、私はここで心配するわけにはいかないと思って、祈りとともに、息子は大丈夫だと信頼していました。ずっと連絡は取れなかったのですが、主人は早くニューヨークに戻ろうと、空港に行ってチケットを取り、空港に泊まり込んだりしながらNYに戻って、電気も無い真っ暗な中を、45階の家までたどり着いて、息子の名前を呼んだら、「パパ、ここで何をしているの?」って(笑)。それで、彼は、そういう時に強いし、そういう時に力を発揮できると思ったのです。きっと、誰もがそうなのでしょうね。

永保子  そうですね。そばに行けないから、もう信頼しかないという時に初めて、信頼の先にある、息子さんの本当の姿を見せていただけたのですね。それで思うのですが、わたしたちは、普段何でもない時に、ちょっとしたことすら信頼しないで、子供たちをコントロールしてしまうなってことなんです。

Bさん  私の場合は、昨日わたしが、あれをしなかったとかっていうジャッジをしてしまうのです。過去も未来も無く、今を思えたら、もっともっと信頼できるのだと思います。毎朝、瞑想をして、娘と息子の光がなんて素晴らしいのだろうと感じます。目をつぶって瞑想すれば素晴らしいのだから、そこで、昨日のことや将来のことを引っ張りだすことをやめればいいのですよね。

悦子  目を開けて、目の前にいても素晴らしさは同じだということですね。

Bさん  それは夫に対して寂しい気持ちが出てくると、将来まで不安にしてしまうし、過去を否定してしまったりします。

永保子  今を過去から見てしまうと、信頼するということを難しくしてしまうと、つくづくわたしも思います。

Bさん  毎瞬毎瞬、心を訂正することですよね。無いものを引っ張りだして作って見てしまうと、責めている自分も、責められている自分も同じで、そこには何も無いし、その必要もないはずなのに、わざわざ、ゴミ箱からゴミを引っ張りだして山にしているだけだなと思います。

永保子  信頼を選ぶのか、過去からの記憶で、自分を責めるということを延々と続けて、その犠牲者を作り続けるのか、どちらを選びますかということですね。せっかく出会って一緒にいる相手の中に信頼を見て、喜びで体を使っていけばいいのに、どうして際限なく過去からの記憶を拾って、罪悪感で、自分を責めることをして、みんなを巻き込むかということですね。

Bさん  本当に必要ないのに、ですよね。そして、うまい具合にそこに陥りそうになる。そのとき、心の修正をやらないとバランスを崩しますね。ハッピーなはずの子供たちを、いつのまにかドラマに引き込んでしまう。ドラマは、みんなを巻き込んでしまいますから。温かくて美しいものを見たいし、私たちにはそれがあるんですよね。それを見ていけますよね。

永保子  Bさんが、心の軌道修正を本当に真摯になさっていらっしゃるということ。その強さと美しさを、私たちみんなに分かち合ってくださっていること。そのことに頭が下がる思いです。

悦子  Aさんもお元気でね。またこちらでも、日本でもお会いしましょう!

次回は、4月24日(木)正午からです。

 

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