CRSレポート⑤

8/19/2015

 

CRSクラスレポート 小野永保子 坂本悦子 (4の後半)

 

Aさん   先日、あるご家族にとても温かさを感じて、自分もそうありたいと思ったのですね。そのご夫婦の姿を見て、自分は今まで主人に対してイライラしていたけど、自分も心を変えたらそうなれるのじゃないかと思ったのです。最初はその方達を見習って義務的に始めたことでも、続けていくうちに主人に対して見方も変わっていきました。今までは、主人に、もっと私に感謝してよ、こんなにやっているのに、という気持ちがあったけど、最近はそこにこだわりが無くなって、言い合いが、すごく減りました。人が持っていて、自分には無いように見えることにすごく目が行っていたけれど、それは、欲深くなっていたからだと思います。

永保子   子育てでも、仕事でも、それで自分の完璧さを証明するというのは、必ず同時に、自分の不完全さを証明するでき事に出くわしますね。Aさんが、お友達のご夫婦の温かい心に触れて、ご自分もそうでありたいと思われて、色々な自分の思いを手放せたのは、心の温かさが、誰にもあるもので、減ったり増えたりしないものだからですね。

Bさん   今の話を聞いていて、夫のことを思いました。仕事でキャリアを積んでいっても、心の中では満足出来ていません。私もそうなのかなと思って、自分の鏡を見ているようだと思いました。

永保子   ご主人のことを、自分の心の映し鏡と見ることができたのが素晴らしいですね。

Bさん   そうです、前回のクラスから考えて、それが分かったから、自分が意地悪な心になっているから、夫のことも意地悪に見えていたんだなと分かりました。

Aさん   私も以前は、主人がいるだけで、イライラしていました。土日の朝は起きてこないし、私は休みの日も子どもの世話があるのに、どうして手伝ってくれないの!と。でも、夫に、寝たいだけ寝ていればいいじゃないと思えたら、起きてきてからの少ない時間でも楽しく過ごせたらいいと思えました。いつもぎちぎちに完璧にやろうと思ってたけれど、最近は自分の中でそれを手放せたのが大きくて、夫に対してイライラしなくなりました。

悦子   どんなことを完璧だと思っていましたか。

Aさん   どんなことでしょう? 自分の理想でしょうか? 土日は、家族皆で早く起きて、みんなでどこかにお出かけしてというか、そんなことでしょうか。それはそれでいいと思えるようになり、楽になりました。それと、友だちにこう言われたんです。頑張っても頑張らなくても、悪く思ったり、嫌いになったりしないから、安心してさぼってもいいんだよ、と声をかけてくれた。それも大きかったかもしれません。手を抜くのが恐かったのだけど、自分の考えで完璧に、としなくても、子供も夫も何も言わないし、そこで変わるものは何もないと分かったのが大きいです。

悦子   評価やジャジメントはそこには無いということですね。

Bさん   私はイライラが多くて、いつも上の子に当たってしまいます。昨日もイライラしてきて、上の子に、「ママは、体の調子が悪いから、離れていてね。」と言ってしまいました。以前は、「あっちに行って!」と言っていたので、少し進歩したかなと思うけれど・・。

永保子   そうですね、イライラしているなあって、ちょっと離れて見ている目がありますよね。それで昨日は、息子さんにお願いができたのだから、今日は「ありがとう」と言えるかしら。お願いしたら、罪悪感にするより、ありがとうって伝えられるといいですね。

悦子   息子さんに、「ママも一人になりたい時があるの」と伝えてあげる。「5分でも良いから、少し一人にさせて」とお願いしてみると、それで嫌だと言う子はいないと思うの。それで、その時間をいただいたら、有難う、ママ気分転換出来たよ、と。誰でも心を訂正する時間は必要なのね。

Bさん   最近、子供を預けようとすると、やはり子供たちに「え〜」とか言われてしまって、可哀想かなって思います。例えばAさんのお宅だったら、子供たちは楽しいかもしれないけど、シッターさんに預けると、普段知らない人になるし、英語の問題とかがあったりして心配です。私は家でゆっくりしたいし、子供を見ていてもらっている間、眠りたいです。仕事をしていたのも、お休みしています。

悦子   私自身のことで言えば、イライラするというのは、自分の時間が持てないからというより、心のよりどころが不安定なことが多かったような気がします。自分の時間をたっぷり持たなくても、自分の心の不安に気がついたら、何が今、自分を不安定にしているのだろうと心を観察してみます。それを整理していくと見えてくるものがあるから。それをやっていると、わりと短い時間で平穏な自分に戻れるようになります。Bさんの場合も、お子さんたちを預ける時に、この人ちょっと心配だなという思いがあるかもしれないけど、そういう思いを最小限に出来るように、普段から心を観察していけるようになればいいですね。それをやっているうちに安心して見れるようになってくるものがあるから。お子さんに対してもね。だから今のところシッターさんに預けるのが不安であれば、信頼出来るお友達にちょっとでも預けて、自分の時間を持てるようにしていけばいいかと思います。お願いするというのも大事なこと、お願いが出来るようになればいいですね。

Bさん   それは、最近出来るようになりました。前は預かってもらうのも悪いなっていう気持ちがあって、出来なかったですが、うちにもどうぞっていう風に、心から思えるようにもなってきました。

永保子   雲ひとつない心で過ごすこと、温かい光の中で心がひとつであることを感じることが大切だから、雲がある自分の心をちゃんと見て、自分に愛情をかけること、そのために時間を使うのは、お子さんにとって可哀想なことではないですよね。柔らかい心に家族が包まれるのを見たいという気持ちでお願いすれば、子供は任せておいてって、なると思いますよ。子供が可哀想だから離れられないというのは、厳しいようだけど、言い訳じゃないかな?子供は、お母さんに誇りを持って清々しい心でいて欲しいだけなのじゃないかな?

Bさん   上の子も口達者になってきて、多分、私が普段言っていることを言っていると思うのですが、イライラするような言葉を言ってくるんです。この前は生理前もあってか、「そんなだったら、ママは休憩したいからシッターさんに預けるよ。」と言ってしまったので、そういう私の気持ちが伝わったかもしれません。意地悪だったと、今改めて思います。

永保子   そうそう、大事な気づきですね。それはある意味、脅迫ですよね。

悦子   結局、ママの方がいいでしょ?って、認めて欲しかったのですね。

Bさん   そうです、認めて欲しいのだと思います。でもそんな意地悪が出てしまいます。

Aさん  わたしもそういうのが出ちゃうのだけど、意地悪を言った時、どう心を正していけばいいですか? 例えば長男が5歳ぐらいの時、言うことを聞かないことがあって、「お手伝いさんに頼むわよ」とか、「ママ出て行くよ。」と、脅迫めことをつい言ってしまいました。今でもたまにあります。そうした時にどう自分の気持ちを切り替えるのか、自分がカーッとなっていると、子供が悲しい思いをしているとか考えられないし、今このタイミングでやるかっていう場面があると、どうしてもカーッとなっちゃう。でも、カーッとなる手前で何とか抑えたいんです。

悦子   愛情は取引じゃないから、交換条件はいらないのだということ。もし自分で言ってしまって、自分の中で「アっ」て思ったら、ちゃんとごめんなさいはした方がいいですね。ママは本当はそんな風に思っていなかったのだけど、という事は伝えた方がいいですね。そういう時、こう、自分の感情がきてるなという感覚はあるでしょ? その時にちょっと息とか吸えないかな? 意識が変わるから。

永保子   誰かにイライラする時って、自分が助けてって言っている時じゃないかって思うのよね。自分を自分で追いつめて、ちゃんとやらなくてはと、切羽詰まっている時かな。だから、その自分の助けてという心を見ることと、カーッとなって気持ちをぶつけることを本当にしたいのかと、普段から問いかけて、したくないという答えを持っているのも、助けになると思いますよ。

Bさん わたしもずっと助けてと言ってると思う。何に対して言ってるのかな?

永保子  それは、私は足りない、十分でない、欠けているという思いで、自分は人から評価されない、嫌われるかもしれないと、恐がっているのよね。それから、子供の成長ぶりとか、夫の様子を、周りの世界を見て比較しているのよね。そういう時、わたしたちは、全員が等しく平等で完璧だというのを忘れているのよね。

Bさん 自分に自信がないし、完璧だとは思えません・・。

永保子 そうね、完璧だとは思えないのだけど、そうやって自分で自分をいじめ続けたいかですよね。本当は、静けさと安心を感じたい、信頼の中でコミュニケーションをしたいんだよね。たとえ、お母さんが、自分は無条件に愛されるような人ではないから、子供に、向こうへ行ってよとなっても、子供たちは、今日の瞑想であったように、お母さんの心の中にある光のボールを見てくれていますよね。子供たちのおかげで、心に本当にあるものを感じる練習ができるのだから、ありがとうって感謝の心で受け取れるといいよね。

悦子   お子さんは本当にお母さんのために来ているのだから、お母さんが本当の愛を見るためにいるのですね。

Bさん   私は、別居中の夫に対して、自分の気持ちがコロコロ変わります。向こうは、やっぱり家族が一緒の方がいいと心から考えるようになって、夫婦カウンセリングに行こうと言って来たけど、私が、ずっと一緒にいたいのか分からなくなってきました。でも子供の事を考えると、もちろん皆で仲良くいた方がいいにはちがいないけど・・。お酒を飲んだりする事も、お前のせいだと言われたことがあって、私のせいにしないでよって思います。本当か嘘か、酔っぱらっている時のことだから、分からないけど、今は戻ってきて欲しくない。仕事も家庭もストレスで、それでやけ酒を飲んでいるような人は嫌です。彼は、「君は僕と一緒でも、幸せではないでしょう。」とも言います。

悦子   ご主人は寂しいのかもしれないし、今は。Bさんはそんな彼の弱いところを見ているようで嫌なのですね。

永保子   お互いに、愛して愛してってなっているわよね。関係がどうなることがいいとか悪いとかじゃなくて、どうありたいかを自分に問いかけてみたほうがいいわよね。

Bさん   いつも考えているけど、どうなりたいか分からない・・。

永保子   分からないというのは自分に嘘をついているのね。本当は私たちは安心していたいし、つながっているっているのを感じたいのよね。結婚生活がどうであっても、私たちの心は離れることはできないし、自分に都合の悪い人だけを、心から追い出すことも出来ない。結婚生活を続けるか、別の形にしていくかというのは、外側のことであって、本当の問題ではないから、今この状況を通して、心の中を見てみようね、ということだと思います。

悦子   以前、タバコも嫌だって言っていましたね。お酒やタバコに嫌悪感があるのかもしれません。なぜ嫌なのか、心を観察してみると他に見えるものもあるかもしれません。

Bさん   前回、じゃない会に参加して、いろいろお話を聞いて、トライして、この2ヶ月で随分変わったと思います。でも、先日、夫の出張について行った旅行で、また辛くなりました。結局仕事が忙しくて、ほとんど私が子供をつれて回らなければいけなくて、本当に大変で、何でわたしばかり子供の面倒をみないといけないのというのがありました。

悦子   Bさんのなかに期待があったのですね、ご主人に対して。このまま仲の良い家族に戻れると。

永保子   期待というのも自分の思いの押し付けで、勝手な解釈だから。ご主人はおおよそ、このぐらいならというつもりで言っているでしょうし、Bさんは、Bさんの思いで、このぐらいだろうと受けとっていると思うの。それを調整して和解しようとしたって、無理なのよね。解決出来る心の使い方というのは、これを受け入れます!ということだから、心の力を使うしかないですね。予測不可能なことはいくらでもあるけれど、心の力を使って、コントロールを超えたものを経験していくしか、つながりは感じられないのよね。

Bさん 私ばっかりが辛い、しんどいと思うと、よけいに家事も育児もやりたくなくなるし、それは、よその家庭や、だんなさんと比べているからだと思いました。

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