CRSレポート③

CRS クラスレポート(2の後半)小野永保子 坂本悦子

Cさん

今日は、初めての参加です。うちは主人が忙しくて、私が一人で子育てをしていて、気持ちが一杯一杯になるたびに、主人に当たっていました。彼がやることなすこと、全部嫌になって、子供の学校のお休みの時に、日本に帰ってリフレッシュしてきたのですが、彼も、忙しい時に我慢していて、プツンと切れてしまったみたいで、つい最近、私と少し離れたいと言って、家を出て会社の寮に入ってしまいました。

永保子  ご主人にどんなことを我慢させたと思いますか?

Cさん

ガミガミ、ガミガミ言って、縛り付けていたと思います。こちらでアメリカの人と結婚している日本人の方たちって、ご主人が家庭のことを手伝ってくれるじゃないですか。それで「あそこのおうちは、手伝ってくれるのに、あなたは、、、。」なんて愚痴を言ったりしていました。主人は、週末も疲れているからって、朝は遅くまで寝ているし、昼間もソファですぐ寝てしまうんです。

悦子  Cさんも、自分だって寝ていたいと思っちゃうわね。そんな時はどうするの?

Cさん

私は、そこで文句を言ってしまうから、主人は私のことをうるさいと言うし、「子供がいなかったら離婚したい」と言われてしまって。でも、彼自身も、子供のことを考えると冷静になりたいから、少し離れたいそうです。家には帰りたくないみたいで、私はこの先どうなるか分からないけれど、いい機会だと思って、色々考えてみました。さすがに私も自分の態度が悪かったと思って、もうちょっと違う風にも出来たかなと思っています。それで、彼は週末だけ帰ってきて、家族と過ごそうということになりました。

永保子 その時はどうでしたか?

Cさん

最初に戻って来た時は、彼が怒りに溢れていた感じで、顔もすごく恐くて。だから、次に会うのがすごく恐かったです。でも、その間、色々な人に相談して、やはり家を一番、居心地のいい場所にしたい、そうすれば皆が楽しくなるのだからと思いました。そうしたら、先週戻って来た時は、あまりに普通な様子で、普段どおりの会話もするので、びっくりしました。今まで、何かあるたびに、私は「日本に帰る、日本に帰る」って言っていたので、彼は、「問題はお金でしょ?お金は送るから日本に帰れば。」とか、「離婚でも良い」って言っていたのが、今回は普通にしていて、私も混乱しています。この先、子供が大きくなった時に、本当にこの人と一緒にいたいのか、わからない状態です。そんな時に、上の子が「学校に行きたくない」って言い出して「なんで?」って聞いたら、「ママのことが心配だから」って・・。子供の前では涙を見せないようにしているけれど、色々なことが分かるようになる時期だから、子供のことも心配です。

Bさん

私も、何度もそういう話を夫としてきました。その時に、子供のために二人で何とかやろうというのはしませんでした。そうしてしまうと、自分の怒りとかイヤなところを見ないようにして、子供のためにとなってしまうから、自分が幸せでいるためにどうしたいか、ということに焦点を当てると、どうしたらいいのか見えてきました。それはもしかしたら離婚することかもしれない、話し合うことかもしれない。私たちは、離婚するにはどんな手続きが必要なのかと、そこまで話したのですが、沢山話をするなかで、一緒にいたいということが確認出来たから、それなのに、喧嘩になってしまうのは、お互いに何を求めているのか、何が食い違っているのかというところを話し合いました。

永保子

Cさんは、ご主人とコミュニケーションを取る機会や時間がないと思っていて、それが辛いのよね。それ以外にもありますか?

Cさん

そうですね、夫が忙しくてあまり家にいないというのがあるかなと思います。でも、麻痺していて、よくわからなくなっています。

Bさん

それもわが家と似ていて、うちの夫の場合、月の半分はいないのですね。家族も皆、日本だし、夫はイギリス人なので、彼の家族も近くにいないのです。お産の時も誰も手伝いはないし、あまり気のきく人ではないので、よそのご主人はこうしてくれるのにとか、そこばかりに目がいってしまって、なんて可哀想な私ってなっていたのです。でも、時間がなくてもコミュニケーションはとれるのだって気がつきました。

永保子

コミュニケーションって、受け入れることと、与えることなのよね。

悦子

自分がオープンにしないと、向こうもオープンにはしてくれないですよね。

Bさん

自分が受け入れられていないと感じられるなら、ご自身がご主人のことを受け入れていないところがあるのではないですか?

Cさん

私が言われたのは、「それは俺じゃないじゃん、俺を求めてるんじゃないだろ?」と言われて。例えば、彼は、仕事でお酒を飲まなくてはいけなくて、それでちょっとトラブルがあったので、もう飲まないと約束したのに、まだ飲んでいたり。タバコも止めるって言っていたのに、まだちょこちょこ吸っていて、そういうことが、私は許せなくて。理由があって約束したのに、俺はこういう人間なんだって開き直ってみたりして、それを受け入れてもらうしかないみたいになって・・。私はそれは、彼の意志の弱さじゃないかと思うし・・。

悦子

私の夫もタバコでは苦労して、止めたり吸ったりを繰り返していましたが、そこに意志の弱さを見てしまうと、どんどん他の欠点も探してしまうのですね。又強さを見ようとすると、どんどん次は次はと求めてしまう。そうした思いを止めて、ある程度の許容と待ってあげるということも必要だと思う。今は出来ていないけど、もう少し待ってみたら出来ることもあるのだから。

Cさん

そうですね、お酒のことに関してもそうだし、子供のことに対してもそうだったかと。でもこの先どうしたいかということなのだと思います。彼とこれから先、一緒にいられないと思った時に、日本に帰るのか、自分がどうやっていきたいのかがわかりません。

永保子

本当に大事なことは、離婚するかどうかや、どこで暮らすかということではないから、決められないんですよね。ご主人と別れようが、日本に住むことになろうが、自分でこうしなければいけないという風にやっていたら、同じパターンの繰り返しを見ていくしかないと思うんです。それは、自分の不安を、ご主人やお子さんをコントロールすることで解決できると勘違いしているからで、そういうことを、私たちはしてしまうのですね。先ほどAさんも話してくださったけれど、「じゃない会」は、自分を守ったり、相手を操作しなくても大丈夫だっていうことを学んで実践しているんですね。たとえば、お酒やタバコのことで、ご主人のすることを禁止してコントロールしているというのは、自分の中でやっぱり本当にしたいことから目を背けているからだと思うんですね。本当は、安心する気持ちを感じて経験したいということではないかしらね。ご主人は、Cさんを解放するために来てくださるのだと思って、ご主人の気持ちに寄り添って、一緒に安心を経験するということを始めてみませんか?

Cさん

今さら何を・・、という気持ちがあります。上手くいくように、じゃないけど、今まで彼を馬鹿にしていたというか、上から目線で見ていたので・・。この前は、穏やかに過ごせたので、その日は、彼は家に泊まるのだと思って、たくさん食べる彼だから、「明日の朝ご飯も作っておこうか?」と聞いたら、「帰るよ」と言われて、「このまま過ぎると思ったら、大間違いだよ」と突き落とされるようなことを言われてしまって。「気持ちは全然変わっていないから」と。

永保子

ご主人は、Cさんとのことを、生活のこととかご飯を食べることだけで、無し崩しにしたくないのよね。「Cさんの心はどうなの?」と問いかけて、教えて欲しいと思っているのね。

Cさん

自分自身の心が分からないから、彼のことも分からない。でも、その時は本当にそう思ったので、「行かないで。一緒に過ごしたい。」と伝えました。

永保子

素晴らしい、素晴らしい!その気持ちは伝わっているから、本当に。

Cさん

でもその後に色々考えると、果たして本当にそれがいいのかなという気持ちが出てきてしまって。私も本当に泣いたり、気持ちが上がったり、下がったりといろいろで。

永保子

どんな気持ちになっても、それが良いか悪いかなんて考える必要はないの。自分の気持ちを大事にするの。あなたと一緒にいたいわって。それをちゃんと伝えて、彼が受け取ってくれるのに時間がかかるかもしれないけど、彼が受け取らないんじゃないかと考えて、自分の気持ちから逃げないで。ちょっと勇気を出して、自分に正直になってみて。

Bさん

本当に将来なんて変わるし、将来のことを考えて、今の気持ちを抑えていたら、絶対上手くいかないです。

永保子

そうね、今しかないのよね。だから、ご主人がどんな態度でも、どんなことを言っても、実は、「僕のことを見て。君は子育てで忙しいだろうけど、僕のことも見て欲しい。でも君は、可愛い息子に夢中になっていて、僕のことは目に入っていないね。」っていうことかもしれないわよね。

悦子

子供が生まれると、女性というよりお母さんになってしまうから。男の人は自分が第一でいたい、どんなに子煩悩な人でも自分を一番に見てくれないと安心しない。コーリングラブというか自分を見てと、言っているのですね。子供が出来て生活が変わると、今まで大好きだった人からの自分への愛情は置き去りにされているって感じてしまうのよ。

永保子

忙しい子育てに夢中でも、ご主人もその輪にちゃんと入っているという、そういう大きな心で子育てしていきたいですね。子供のことだけ見ていると、子供の心も閉じ込めちゃうわよね。小さな世界でもある家族でも、全員が本当に一つだねっていう風に包むような心を、広げていきたいですね。それから、ご主人にどうぞくつろいでという心を差し出すと、ご主人は、何があってもなくても、充分満足だとなるから、心がふわっとくつろぐのよね。「また飲んでるの?」なんて気持ちで見ていると、相手だって、毒を飲んでるみたいに感じるかもしれないわよね。ご主人は、ご飯を作ることを言っているのじゃなく、行動にどんな気持ちが込められているのか、君の心はどこを向いているの?と問いかけているのよね。

Cさん

彼にそうう言われました。君に、掃除や洗濯するのを求めているわけじゃないって、でも、ご飯を作るにしても、誰もやらないのなら、私がやるしかないじゃない、とかって言っていました。

永保子

やるべきだと決め付けて、助けてと言えずにいたのよね。精一杯のところでやっていらっしゃるのは本当によくわかるから、少し自分の時間を持つということを、自分に許してあげるのも大事じゃないかしら。自分の心を置き去りにして、子供を育てなくてはいけないという義務感を背負って、べき!べき!でやっていたのなら、ご主人もお子さんも、Cさんに、本当にやりたいことをやってみたらどう?って言ってくれているのよね。そうして、にこにこ笑っていて、ということじゃないかしら?

Cさん

主人に以前そう言われました。でも、「家事をしなければならないから、やりたいことなんて出来ないじゃない」ってなってしまって・・。でも彼と少し離れて冷静になったら、ちょっとだけだけど、見方が変わったように感じられます。

悦子

自分の人生を楽しんでごらん、ってことだと思うのですね。

永保子

夫がどんなに忙しくて、子育てに参加出来ていなくても、夫婦で本当に心を通じ合わせることはできると思いますよ。Bさんも言ってくださったけど、相手や自分を行動で変えようとしても何も変わらないの。心が変わらなければ、心が変わらない限り、同じ状況が出てくるから。だからご主人のアプローチにも、心で答えていくことですよね。

Dさん

私は、7歳の長男に対して、こうするべき、になっています。下の子はまだ小さいから寄り添うようにできるのですが、どうしても上の子には、「もう2年生だし、どうしてやるべきことを先にできないの?」となってしまいます。特に、宿題はどうしても先にして欲しくて、彼が先にやってくれない事に対して、常にイライラしてしまいます。しかも、私が言わなくても、自分で始めてやってちょうだいよ、って求めてしまうので、いつもどうしてやんないのだろうとなります。1年生のときに1年間言い続けたのに、2年生になってもまだできないんです。

永保子

そのコントロールしようという心は、自分が自分に言っていることだから、何かに気づいてごらんとお知らせがきているのであって、それを受け取らないで、人に押し付けているのじゃないかしらね?

Dさん

そうかも知れない・・。なんでも全部、彼に求めています。

永保子

旦那さんは奥さんの思い通りにならないし、下のお嬢さんは小さいから、一番手っ取り早い息子さんに言ってしまうところがあるのね。あともう一つは、やはり、私はまだまだ足りないという思いね。私は足りないから、本当にこの子をりっぱに育てるには、もう本当にこれをさせなくちゃいけないと思い込んでしまっている。たったの1年やっただけで、まだ出来ないっていう風にね。

悦子

まだ足りないという気持ち、そう思っていると、ずっと持ち続けることなりますね。1年やったのにだけでなく、今度は2年やったのにと、今度は3年、4年とずっと。それを持ち続けたいかな?

Dさん

お勉強ができれば良いと思っているわけではないですが、下の子を寝かせたいから、何時までに終って欲しいと思うのに、いつまでもやるべきことをやらないで、何故マンガを読んでいるのとか。そこで色々言うと、反省したり、べそをかくのに、翌日にはまたけろっと忘れてまたマンガを読んでいる。別にマンガを読む事が悪いと言わないけど・・・。

悦子

でもそれは、ママのスケジュールであって、息子さんのスケジュールではないのよね。お母さんはその宿題が終わるまでは、ずっとイライラしているのね。

Dさん

そうなんです。「どうしてまだやってないの〜〜!!」って。週末の学校のない日は、まだいいのですが、学校のある日は、家に帰ったら宿題してお風呂入って時間には寝て欲しいのに、マンガや本が好きだからずっと読んでいて、「まだやってないの?他に何かやることあるでしょう。」と、毎日イライラが止まらない。永保子さんたちは、いつまでお子さんに勉強しなさいと言いましたか?

永保子

私は、長男には、勉強しなさいとは言わないで育てたいと、かなり本気で思ったので、実際にそうしてみたのだけど、もちろん、いろいろなことがありましたよ。(笑)お子さんに、毎日「勉強をやろうね」と言ってもいいのだけど、お母さんの心の中が安心していて、そこから伝えていくというのだといいですよね。

Bさん

息子も、いわゆるルーティーンというもの、学校に行って鞄を置いてっていうのが、2年生になってやっと出来るようになってきました。宿題もそうですが、ルーティーンをやらない、もしくは出来なくて、何に彼が困って、何に私が困るかというとことを突き詰めていくと、ついていけないと将来困っちゃうのじゃないかとか、先生から怒られるのじゃないかとかいう考えが生まれてきて、まずそれを一つずつクリアにしていこうと先生に相談したのです。毎日ルーティーンをやらせるために自分にとってそれがストレスになっている。毎日、毎日、これをやったら何をあげるからと餌をちらつかせてやるけど、今日はまた違うものを与えてというようにそれがすごく自分にとって苦しいと。そうしたら先生は、「ただでさえニューヨークの子供たちはストレスを抱えているのだから、宿題は、学校でどんな事をやっているのかを、親子で宿題を通して分かるツールにして欲しいのに、それがストレスになるのだったらやらないでください。」、と言われたのですね。それを聞いたら、やれれば良いけど、やらなくても良いと思ったらすごく気が楽になりました。自分がそうなると、けっこう息子も楽に宿題をやれるようになりました。宿題をしなきゃいけないと考える前に、宿題をしなくてはいけないと思っている心を観察すると見えてくれものがあるかもしれないですね。やっぱり将来の事が心配というところからきているのだろうから。

Dさん

そうなんですよね、分かっていてもつい思ってしまいます。そういうのが繰り返されると何をどうしていいか。

永保子

7歳のお子さんと、素晴らしい時期を過ごせると思うのだけど、イライラすることで今を終らせていいのか、考えてみるべきよね。

悦子

子供にとって宿題がすべてのプライオリティーではないから、それは母親にとってのプライオリティーであって。子供たちは勉強以外のものからでもいっぱい学んでいるのですね。マンガを読む事だって学びの一つであって。

Dさん

ぎりぎりにならないとやらないので、宿題がどうしても最後になってしまう、そういうところが主人と似ているから・・。それと彼が好きなもの、例えば科学の話とかを私にしてくるのだけど、私が分からないでいると、「僕の話つまらないの?」ってなって、上手くコミュニケーションがとれない。それにだんだん大きくなってきて、体で少し甘えられると、私の方はうーん・・となってしまって、うまく受け入れてあげられないけど、どうしていいかわかりません。自分もそんなに勉強はできた方ではなかったけれど、女の子だったらそんなに勉強出来なくてもいいかと、でも男の子には勉強をしてその先もことを考えてしまって・・。

永保子

過去の自分の経験を全部当てはめて、妄想を作り上げてしまうのよね。もしかしたら、お嬢さんだって、理系女子になるかもしれないのにね。自分の経験の中で、子供を閉じ込めないことだよね。こうしておかないとこうなると思うのは、自分の中に恐れがあるからですよね。宿題をしないと勉強ができなくなるというのも決め付けよね。お子さんは、一人で宿題も出来るし、寝る時間も守られているのだから、学校から帰ってきて、「宿題はあるの? あまり遅くならないうちにやろうね」と、そんな風には言ってあげられるわよね。ある程度時間になったら、「もう出来たかな?」とか、声をかけて、後は任せる事が出来るようになれたらいいですね。

悦子

実は私の次男ものんびり屋さんで、最初はDさんと同じようにイライラしていましたが、ずっと彼の行動を観察していると、学校から帰ってくるとかなり疲れるらしく、宿題をするというマインドセットが出来なかったのですが、朝は早起きで元気なのね。それを見つけたら、朝宿題やらせてみようとやってみたら、スムーズにやるようになりましたね。

Bさん

Dさんのお話だと、息子さんはとても本が好きでいっぱい読んでいるじゃないですか、素晴らしいですね。

悦子

この子は出来る、待っていれば出来るのだから、その待つ事がお母さんにとって辛いのね。彼の中では本を読むというのが彼のプライオリティーでありスケジュールの一部で、そういう彼にとっての楽しい時間を見守ってあげることをしたいですね。何かに没頭出来るというのは、とても素晴らしいことですね。その素晴らしさを見てあげないと。

永保子

お子さんが、学校から帰って読書を楽しんでいるのを、お母さんが受け入れて、平和な心で見ることができたら、お子さんは自然と宿題を始めるかもしれないわね。でも、ジリジリ、ジリジリした心で見ていると、お母さんのイライラが限界になるまで引っ張る状況を見せてくれるのよね。でもそれは、自分の心が映っているだけだから、学校で一日いろいろなことをやって来て、家に帰って楽しんでいる子供を見て、なぜ受け入れられないか、そこを見る必要があるわよね。

悦子

家に帰ってきて、つまらなそうにしていると、余計心配になるでしょ? 集中出来るものがあるというだけですごいことよ。

Dさん

そうですね、彼のペースをもうちょっと見てみます。

永保子

自分の思い通りにしたいのよね、全部。そういうときの私たちって、人の気持ちなんてどうでも良いわけで、自分が安心したいだけになっているものね。だから、どうしてそこまでコントロールしたいのか、自分の内面を見ていかないとね。それは、コントロールしていないと恐いからなのよね。

Dさん

本当は、何にも恐くないってことなんですよね。本当は何も恐くないって思って接してあげたら、変わってくるのかな?

永保子

Dさんは、何が恐いのかしらね?将来の事?

Dさん

私は中学生の頃から、良い高校に行って、良い大学に行って、良い就職先に入ったら、いい人と出会えて、将来お金に困らないで生活ができると、父に言われて育ってきたんです。父が、いろいろと苦労をして、家族を養うのも大変だったからと。だから、結婚相手は、学歴と収入のある人を選ばなければいけないとずっと考えてきて、そういう人を選んだのだけど、だから息子にも良い大学を出て、良い就職をしないと、将来、困るんじゃないかなと・・。たぶん、小さいころからの・・。

永保子

Dさんは、お父様が話されたことを受け取り違えているのよね。お父様はこうしなさいとおっしゃったのではなくて、Dさんに、本当に幸せになってねということを伝えただけなのね。意識が、形で覚えている自分の記憶に行くと、自動的に価値判断して、思い込みで全部解釈するから、息子さんが本を読んでいるだけで、混乱してコントロールしてしまうでしょう。だからそこをもう手放して、お父様が送ってくださった心を受け取りたいですね。それは、今、目の前のことを見ていくとだし、今、本当に喜びの中にあって、与えられたことをしていることへの感謝しかないですよね。過去の経験を持ち込まないことね。お父様が伝えようとしたのは、形じゃないから。

Dさん

だからどうしても、主人と結婚したことを、後悔はしてはないけど、他の人生があったんじゃないかと思ってしまったり・・。

永保子

そうよね。形によって幸せになると思っていると、誰と結婚しても、どんな家に住もうと幸せは感じられないから。比較の世界を見ている限り、もっと良さそうなことはいくらでもあるものね。瞑想にもあった心の目は、形の向こうにあるものを見ていくものだから、お父様が言ってくださったことの奥にある本当のものを見せていただきたいとお願いできるといいですね。そして、ああ、わたしは幸せでほっとしていていんだ、私はそれを今、感じて経験できるんだとなるわよね。Dさんは、色々なことに取り組んでたくさんの方の笑顔を増やしていらしゃるでしょう?そういう姿をお子さんたちは見ているから。宿題の取り組み方もDさんから学んでいるのではないかしら。宿題も、中身が大切で、ただやればいいだけということではないから。だけど形を見ていたら中身はどうなのかってことですよね。お子さんは、Dさんに、とりあえず外側を整えている人生でいいの?形だけ見て、実は満足していないでしょって、教えてくれているのよね。本当に心から満足するというコミュニケーションを、今、僕とやろうよって。そこを見直してみたら、実はお嬢さんのことも、どうなんだろう?となるし、今はまだ幼くて、Dさんの都合の良いようにできているだけかもしれないわよね。

Dさん

ありがとう・・。じっくり見直してみます。

最後に今日受けとったものを感じる短い瞑想をして終りました。

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