横浜「じゃない会」レポート
誘導瞑想から始まり、1、インスピレーションを招き入れる子育て 2、宇宙の心で全体を見渡す子育て(たとえばお砂場で)など。
ファシリテーターの富井奏英さんのレポートです。
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Aさん
子供が大きくになるにつれ、他のお子さんやママさん達との関わり合いも出てきて、最近はいつも子供同士のやりとりが気になっていました。
公園や公共施設などでのおもちゃの取り合いから、押されたり、手を出して来られたり、そういう場面を目撃するたびに、私の心は揺れていました。
お友達におもちゃを取られたり貸してくれなかった事で子供が傷ついたのではないか?とか、うちの子はおもちゃを貸してあげたから良かったとか、貸さない時はそれで良いんだとか良くないとか、、、そこにはいつも私の判断が伴っていました。
子供同士のやりとり、はたまた親とのやりとりに脚本を作っていたのは私でした。このドラマに乗っからない事が大切だと気がついたのです。
そのためには、それらの出来事を良い悪いで判断したり、すぐさま行動に移すことをせず、その時感じた感情をただ味わうということ。
そして、行くところを全てを愛の場所にすること。愛のお砂場、愛のブランコ、愛の公園、愛の公共施設、、、全てを愛の場所にしていきたいです。
我が子も他の子もみんな大切、子供の親も全ての人を平等に見られますように。
また、永保子さんの「自分の子に何を伝えたいか?子供に自分が傷つく存在だと教えたいかどうか?」という言葉が心に響きました。
そして、「お母さんがこうありたいと思うこころに精一杯向き合って、何かをやって行くことで、子供が悪影響を受けるようなことははない。お母さんが思っているような悪い結果にはならない。」というところです。
私が行動を起こす基準は、いつも子供が傷つかないようにとか、トラウマにならないようにとか、そんなことばったかりでしたので、、、。
これからは、私が幸せならあなたも幸せ、それを子供もに当てはめていきたいです。
そして1日に1度は必ず自分だけの時間と空間を作ってゆとりのある心、安心の心に戻って子供に接していきたいです。ありがとうございました。
Bさん
とても心地いい時間でした。なおこさんのお話を聞いてから、私も子どもも、きっと大丈夫だと思うことができました。早速、子どものドラマに一緒に入らず、一喜一憂しないように心がけると、イライラが減りました。
まだ、5歳になって間もない子どもに、発言と行動に責任を持って欲しいと考えていたことに気づくことができ、考え直しました。
予定や理想とはかけ離れた毎日だという思いも受け入れながら、焦らずに1日1日を大事に積み重ねていきたいと思います。本当に貴重な時間をありがとうございました。
富井奏英さん(横浜じゃない会、ファシリテーター)
自分自身の心を見つめながら、皆さんのお話を伺って、わたしたちは本当に、自分の中の「こうあるべき」という価値判断を山ほど持っていて、それを子育てでも使っているのだと、改めて気づくことができました。
そして、その価値判断を使う子育ては、時々は順調なようにみえても、やっぱりどこか不安定で、上手くいかないという経験も、全員、嫌というほど、しているということが分かったのは、本当に私だけじゃなかったんだと安心します。
わたしたちの中で、いつからか確固たるものになった、自分の中の様々な価値判断。 その価値判断という、勝手に作った物差しを振りかざし、上手に使うことこそが、安心の子育てだとわたしたちは信じ込んでいますが、果たして本当にそうなのか、自分の心を、くまなく見つめてみます。
そんな子育ては、わたしたち母親も、子供達も幸せとはいえない、少なくともこのやり方でこれからもずっとやっていきたいとは思えないものです。
何故かというと、その価値判断という物差しは、本当に一貫性がなく、脆弱なものだからです。
だから、なおこさんがお話して下さった、違うやり方を、わたしたちは選ぶことも可能なのですね。
その違うやり方を、わたしのオリジナリティも混ぜながら、おさらいしてみます。
分かっていながら取り出してしまう、その頼りにならない、でもあまりにもわたしたちの人生に染みついている価値判断という物差しを、子育てに使おうとしている自分に気づいたら、まずは、一旦立ち止まりたいと思います。
そして、気づけたわたしたちを祝福します。
なぜって、前は気づくことすらできなかったのですから大いに拍手ですよね。
それから、どんなにイライラしていても、必ずわたしたちの中にある、宇宙の安心と平和に繋がっている心を思い出します。
そんなイライラしている時に、平和な心が存在しているなんて全く思えないと思っても、全然大丈夫です。ただ、繋がりたいと思うだけで充分です。
わたしたちが見えていないだけで、その心は必ず存在しているし、何よりも、その心こそが、わたしたちなのですから。
その安心の、本当のこころを感じながら、自分自身へ聞いてみます。
何々すべきという正しさだけを押し付ける子育てをしたいのか、それとも、わたしたち全員が与えられている、無限に広がり続けるほっとした、安心のこころで子育てをしたいのか。
もちろん、後者をいつも選べたらこんな素敵なことはありませんが、何よりも、わたしたちは、自分自身に優しくありたいです。少しずつ、平和な心を選べるその回数を、焦らず、増やしていきたいですね。
また、その安心のこころだからこそ、子供に、自他を傷つけるなど、やってはいけないことを、愛を持って、根気よく、淡々と伝えていきたいと思いました。なおこさん、参加して下さった皆様、本当にありがとうございました。
次回のじゃない会は、4月21(金)です。
どうぞ、どのような思いでもお持ちになっていらして下さいね。
こころから、お待ちしております。

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