両親の介護を通して #1

 昨年、Aさんは、新幹線で2時間半の実家で、ご両親のダブル介護を経験しました。ご両親は、一緒に入居する場が見つかり、Aさんは仕事に復帰。

ご両親への心のことをシェアしてくださいました。

これは、3月2日に送ってくださったものです。ありがとうございました。

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 昨年から、両親の介護を経験しました。両親は、人生の次のステージへ行ったようです。母は、電話の操作も、電話というものにも関心がなくなった様子で、かけてくることもほとんどなく、わたしからかけても取らないので、話すのは、月に2回ほど、叔父が施設を訪問してくれたときに話すぐらいです。

 2人とも、認知症は少しずつ進んでいて、時間の概念が薄くなっていて、でもわたしのことは覚えていて、静かで平和な空気が2人の間に流れているのをわたしは電話の向こうから感じています。

 施設の方やヘルパーさんが、時々父母の様子を報告してくれます。でも当然、心の中までは報告してはくれないので、寂しくなったり、どんな風な心で過ごしているのか気になったり、悲しい思いをしていないか心配になったり、会いたくなったりすることがあります。

 でもその感覚は、過去のものだと感覚でわかります。

その感覚が、まさに恋だったのだと、わたしは母にも父にも恋をしていたんだなと、すごく、今までのことがすべて腑に落ちるのです。家族のことを問題にして、満たされない両親への恋に苦しんで、そのことを奇跡の道具に使っていただいて、そしていま、過去の恋を愛に変える機会をいただけたことに、感謝がとまりません。

 家族のことで、長い間苦しい思いを抱き続けてきたわたしでしたが、どんな苦しいことがあったのか、いまではほとんど覚えていないし、わたし自身が生まれ変わってしまったみたいな感じすらします。

 神の愛が完璧であることを、神の愛の中ですべてのことが寸分の狂いもなく整っていることを、ただただ、ありがたく思い、またわたしも神の一部であることを喜ぶ以外に、人生ですることはなにもないですね。

 両親への感謝を、毎日心の中で送っています。

過去の恋の苦しさに似たような感覚になるときも、それを感謝に変えて、心から心へ、送っています。

このような日々に、感謝しかありません。

 こうして分かち合うことで、わたしの中で、両親への愛=自分への愛を再認識することができました。ありがとうございます。

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